その人らしい誕生日を、一緒に喜ぶということ
グループホームでの暮らしは、実は人それぞれ「合う・合わない」があります。
みんなでワイワイ過ごすのが楽しい人もいれば、あまり干渉されず、自分のペースで静かに暮らしたい人もいます。
我々が日々感じているのは、どんなホームが良いかではなく、「その人に合っているかどうか」が何より大切だということです。
実際、ある利用者さんが別のホームに移ったことで、「落ち着いて生活できるようになった」と話してくれました。自立度の高い仲間と一緒に暮らす中で、「自分はここがまだ苦手だな」と気づく場面もあったそうです。それは将来の一人暮らしを考えるうえで、大きな学びになります。
一方で、仲間同士の関わりを楽しみにしている方もいます。「○時だよ」と声を掛け合ったり、視覚障がいのある方と一緒に歩いたりと、支援員が行うようなことを自然に助け合う姿も見られます。そこには“支援される人”ではなく“一緒に暮らす仲間”としての関係があります。
支援員は、無理に関わらせることもしませんし、逆に止めることもしません。必要なときにそっと間に入りながら、安心して過ごせる雰囲気を整えています。また、支援者が入ることで利用者さんの様子が変わることもあります。「今見ている姿がすべてではない」と意識することも、大切な支援の視点です。
いくつかの選択肢の中から、自分に合った場所を選べること。それは、毎日の安心につながります。住まいは、「どこにあるか」だけでなく、「どんな暮らしをしたいか」を大切に選んでいきたいですね。



