乱れがちな自律神経を整えて、身体と心を癒し元気を引き出すお手伝いを（2/3）

自身の不調から体のケアについて学び、頑張る女性をサポートするために活動

　都内の大学の建築学科を卒業。構造設計一級建築士として建築士の中でも構造設計の分野に特化し、長年キャリアを積んできた富岡さん。現在の道に進んだきっかけは、自らの体調不良でした。

　「業務の質や量の負担が大きく精神的に追い詰められていました。今思えば完全に鬱状態で、家族やカウンセラーの友人に心配されていました。慢性的な肩こりや目の疲れで、夕方にはPCを見ていられないほどでした」

　何かいい手だてはないかと調べる中でドライヘッドスパに出会い、ライセンスを取得。宣伝をせず、看板も出さないまま、主に友人・知人を招くプライベートサロンのような形で開業しました。

　「ある時、セラピストの友人に足もみをやってもらったらすごく心地良かったんです。お腹がぐるぐる動いているのが判りました。高齢の母にもしてあげたくて、本格的に勉強するためスクールに通いました」

　受講中、課題として毎日自分の足を揉んでいたところ、いつの間にか以前より身も心も楽になり建築の仕事にもストレスを感じなくなっていました。その時に、心と身体は繋がっていて、身体が整えばメンタル面も強くなることを実感したそうです。

　「当時高校生の娘が腰痛を抱えていたので、背骨ゆらしも習い、毎晩やっていたら腰痛はあっさり消えました。これらの手技は自分や家族に役立てようと学び始めましたが、段々と『自分の学んだ技術で不調に悩んでいる方をサポートしたい』と思うようになったんです」

　多くの人に興味を持ってもらうために富岡さんはブログを開設。自身の活動について発信するようになると、身体の不調を抱えて悩んでいる女性が数多く訪れるようになりました。

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