お勉強
身近に、近藤理論を実践している人がいました。
それは母!
母は元気な85歳。
週3回、電車に乗って麻雀、ストレッチ、コーラスに出かけ
1,2か月に1回はおひとり様で温泉旅行に行っています。
よく映画を観に行きます。
SnowManの滝沢歌舞伎が観たいといって、1人で映画館で生配信を観て感動していました。
家にいるときはずっと読書。
常に10冊以上、図書館で本を予約しています。
運動と言えば、歩くだけ。
自分で買い物に行き、料理しています。
病気はありません。(見つけていません)
定期的に血液検査、血圧のチェックは受けています。
調子が悪いと感じたらしっかり休んで、足もみローラー(←お気に入り)でセルフケア。私も、何かしらやってあげます。
そんな母が一番楽しみにしているのが麻雀です。
麻雀のお友達は、皆さん70後半~90代。
健康寿命は優に超えています。
まず、それだけですごい。
でも、この年なので、お友達が段々と減っています。
よく聞く話が、
「しばらく来ないなと思っていたら亡くなっていたのよ。」
「調子が悪くなって病院に行ったら入院になって、亡くなっちゃったんですって。」
お友達とお茶をしながら「残念だけど羨ましいわねぇ~」と話しているそうです。
(大体が1~2か月の入院のようなので)
勿論、がん治療をしている(いた)お友達も兄妹もいます。
その人達は、辛そうで元通り明るく元気になった方が少ない。(とは母の印象です)
結局、周りを見渡してみると、病院にかかっていなかった人達がギリギリまで人生を楽しんでいた。
亡くなったので何かしらの病気だったはずだけど、それを見つけなかったことで楽しんで麻雀が出来た。
「そっちの方がいいわよね。」
「みんな必ず死ぬんだから。」
「だから検診は受けないの。」
近藤先生を知らない母が、先生と同じことを言っています。
これまでの人生から得た結論です。
近藤理論を実践して人生を楽しんでいる生き証人がこんなに近くにいるので、これが正解と思わずにはいられません。
気づけば、母は10年以上がん検診を受けていません。
受けたらきっとがんが見つかると思います。
(亡くなった高齢者を調べてみると、ほとんどの人にがんが見つかるそうです)
今は、血圧の薬のみ服用。
「それいる?」と聞いたら
「調子悪くないから、これは続けるわ。」というので、それならどうぞ。
もはや、母が正解みたいな気がしています。
いつか、母にも医療が必要な日が来ると思いますが、「もっと早く…」とは絶対に言わないでおこうと思います。
「いつ死んでも満足している。」と言っている今、この瞬間好きな事をしているのが正解なので。
(いざとなったら動揺するかもしれないので、後で読み返せるように書いておきました)
私も、病院との付き合い方は母を見習っています。