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奥村昇

エンタメ空間を創造するアートディレクター

奥村昇(おくむらのぼる) / アートディレクター

有限会社ビッグアート

コラム

壁画を描いてくれる業者探し〜業者選びのポイント〜

2021年9月26日 公開 / 2021年9月27日更新

テーマ:ウォールアート

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: インテリアコーディネート外壁塗装リノベーション工事

壁画 幼稚園01

街で見かける壁画は、一体誰が描いているの?

壁画というと、一般の人にはあまり普段は馴染みではないかもしれませんが、
都会の街角やおしゃれな飲食店などで時々見かけることはありませんか?
また、地方でも、幼稚園や学校、ビルの外壁や防波堤などに巨大な壁画を一度は見たことがあると思います。
「一体誰が描いているんだろう」とか「専門の業者がいるんだろうか」といった疑問を持つ人が多いようです。
私の元にも、「壁画を描いてくれる方を探しているんですが、話を聞かせてください」という問い合わせがよくあります。

そこで、「どこに依頼すれば壁画を描いているのか」
「依頼する壁画の内容によって、頼むところも異なるのか」
などについてこれからお話ししたいと思います。

日本の壁画事情

最初に、日本における壁画の業界のこれまでの流れと現状について簡単に解説いたします。

かつては、大きな絵を描く職種として、
絵看板や映画看板、銭湯の絵を描く人たちが活躍していました。
現代のように大型プリンターのない時代だったので、
大きな絵を描ける職人は引っ張りだこでしした。
当時は、小さな絵や写真を大きく拡大して模写するのがほとんどでした。

30年ほど前に大型プリンターが登場し、
その普及と相まって手描きから印刷へと移行し、
手描きの仕事は次第に減っていきました。

日本で壁画制作会社が登場したのは、1980年以降です。
テーマパークの建設が始まって、絵を描く需要が急増したのです。
日本中から絵描きさんがかき集められました。
従来の絵描き職人と美大や専門学校卒の若手の絵描き職人が新旧交代し始めたのもこのこの頃からです。
1990年前後には、壁画会社が雨後の竹の子のごとく登場しました。

あれから30年余りが経過し、大きなうねりがいくつもありました。
90年代のラッセンブームに前後して、ゲームセンターやパチンコ店、テーマパーク、地方博、ブラックライトアートなどのブームが次々と起こり、アートを取り巻く環境の激動が続きました。
その度に、壁画会社が急増し、そして消えていきました。
近年では、トリックアートブームやエイジング塗装ブームが記憶に新しい現象です。

それらのブームも峠を越え、数年前から壁画制作会社は激減しました。
株式会社や有限会社など会社組織で現存するのは、全国でも数社だけです。
あとは、個人的に活動を続けているかつての業界経験者がちらほらいる程度です。

Wall Art -2Dカフェ
ただ、新しい動きも見られます。
インターネットを活用した人材紹介サービスやマッチングサービスです。
元々、業者数が少なく規模も小さいため、一般の人には見つけるのが大変でしたから、
この手のサービスの登場は、個人活動者にとっては大助かりだと言えます。
従来のマスメディア中心から、個と個を繋ぐインターネットの活用は、
個人事業者だけでなく中小企業にとっても大きなチャンスとなりました。
特に、壁画というと首都圏に集中して、地方には馴染みの薄い存在でしたが、
インターネットの普及で中央と地方の情報格差がなくなり、
これからは地方への普及速度が加速することでしょう。

最近では、コロナ禍の環境下で、国民のアートへの意識の高まりやインスタブームなど業界周辺がとても活気づいています。
その意味では、今後の動向が楽しみです。

最初に、業界の概要に触れたのは、
これからの話を理解しやすくするための予備知識になればと思ったからです。

では前置きはこれ位にして、早速本題に入りましょう。

あなたが壁画を描きたいと思った動機は何ですか?

さて、あなたが「壁画を描いてもらおう」と思っているとして、
どこに問い合わせしたらいいのでしょう。

壁画を描くだけなら、描ける業者や人は探せばいくらでもいます。
上手い下手やデザインの良し悪しは別問題ですが。
ただ、あなたの要求にピッタリの業者を探すとなると
急にハードルが高くなります。

最初に私からあなたに質問があります。
それは
「あなたはどうして壁画を描こうと思ったのですか?」
という質問です。
何故なら、その質問へのあなたの答えによって
私の回答が変わるからです。

壁画を描く動機や目的は様々です。

  • 壁が殺風景だから、何か描きたい。
  • 自宅の壁にお気に入りの絵を描いて楽しみたい。
  • まちの美観をよくする壁画を描きたい。
  • まちや会社、学校などの○○周年事業として記念に残る壁画を描きたい。
  • 集客につながる壁画を描きたい。
  • お店や会社のイメージアップのための壁画を描きたい。
  • 土地のシンボルとして名所になる壁画を描きたい。

などなど。

壁画の動機や目的によって、どんな業者がピッタリかが変わってきます。

依頼する業者にどこまで求めますか?

次の質問は、
「その業者に、どこからどこまでを、どのレベルまでやってもらいたいと思っていますか?」
ということです。

例えば

  • 描きたい絵はあるので、描いてくれるだけでいい。
  • デザインから頼みたい。
  • プロにクオリティの高い絵を描いて欲しい。
  • 絵のクオリティはあまり問わない。
  • 好きなアーティストに描いてもらいたい。
  • 話題になるような注目される壁画を描いてもらいたい。
  • 壁画そのものより、もたらす効果の方が重要だ。

などなど。

そのほかにも、制作に当たっての条件や予算感、
描き手に求める機能や特性についての要件も重要です。

壁画を描く業者(人)をどこで探せばいいの?

最初から手当たり次第に業者を探しても、
多くの時間と手間ばかりを要し、
終いには時間切れになったり
ピント外れの業者を選んでしまう事態になりかねません。
当初の目的から脱線して、トラブルになってしまったら意味がありません。

では、次に業者探しにどんなルートがあり、それぞれにどんな特徴やメリット、デメリットがあるのかについて整理していきましょう。
これを知ることで、業者探しの失敗が少なくなり、時間や手間も省けるようになるでしょう。

壁画の依頼先あれこれ

壁画を描いてくれる業者には様々な業態があります。

大きく分類すると

  1. 壁画制作の専門業者
  2. 壁画アーティスト紹介業者
  3. 専門家マッチング業者
  4. 画家
  5. 素人で絵の上手い人
  6. ボランティア

が挙げられます。

では、次にそれぞれの特徴とメリット、デメリット、注意点をまとめてみました。

1. 壁画制作の専門業者


壁画職人(以下、画工)を抱え、壁画制作のための豊富な知識と技術そして経験を持った業者です。
業者と言っても、数人のスタッフを抱えた会社もあれば、そういう会社から独立した個人事業者もいます。
壁画制作のプロですが、アーティストとは一線を画した職人です。

アーティストとは、職人ではなく創作作家です。
つまり、自分の哲学や世界観を独自の手法で表現する人で、依頼者に合わせてデザインや作風に対応することを潔しとはしない人です。

一方、壁画の専門業者は、依頼者の要望に寄り添いながら目的に合ったデザインを提案したり、様々なタイプの絵を自由自在に描き分けて制作してくれます。
ただ、画工と言われる人は、デザインはあまり得意ではないとか現場で描くことだけに専念したいという人が多いという側面があります。
そのため、壁画のデザイナーを別に抱えている会社もあります。
そこは、業者の過去のデザイン実績を見て判断するといいでしょう。

次に、経験豊富なので、打ち合わせや作業の進め方はとても手際がいいです。
様々現場を数多く経験しているので、クオリティや納期等についても安心できます。
その代わり、建築業や塗装業など他の業種の職人さんと比べたら若干料金は高めかも知れません。
美大や大学院卒など高学歴の人が多かったり、業界の狭き門をくぐり抜けてきた少数の人たちですから妥当と言えるでしょう。
しかし、アーティストと比較すると、料金は安めなのが一般的です。
いずれにしても、ある程度の業界相場があり、業者間での大きな差もなくリーズナブルな料金と言えます。
また、一見高そうに見えるかもしれませんが、最初から最後まで一切を任せられるので、あなたの手間が大幅に省けますし、トータル的にはかえって低コストになる例も珍しくありません。

2. 壁画アーティストの紹介業者

壁画に特化した人材紹介業者です。
登録アーティストの中から、作風や実績などから、あなたの希望に合った人を紹介してくれるシステムです。

様々な作風のアーティストの中から好きな人を選べるのが一番のメリットでしょう。
壁画アーティストは、会社に属せずに個人で作家活動する人なので、とても個性の強い作品が期待できます。
ただ、それがいい方向にいく場合と逆な場合もあるので注意が必要です。
紹介業者は、壁画の専門家でも現場を熟知している訳でもないことは忘れないでください。

また個人を指名するため、一旦走り出すと代わりはいません。
途中で双方の意向が食い違いが生じて、大きなトラブルに発展するリスクもあります。
依頼するアーティストの人となりまでよく知り、その人を100%信じて依頼する覚悟が必要です。

また、壁画アーティストは、自分の作品を描くだけですから、壁のクリーニングや下地処理、足場などの事前作業はあなたの方で手配する必要があります。

3. 得意能力とのマッチングサイト業者

様々な得意分野の人が登録していて、あなたのニーズに合った人を自分で探すシステムを提供する業者です。
副業やアルバイトの人が多いのでプロと比較すると極端に料金が安いのは魅力ですが、得意度や熟練度はピンキリで、そのため当たり外れのリスクはあなたの自己責任ということになります。
もう一つの難点は、サイト運営者の都合で、当人同士の直接対面ができないこと。
事前の現場下見や対面での打ち合わせは禁止されているようです。
そのため、依頼内容の理解不足や双方のコミュニケーション不足が一番大きなハードルと言えます。
また、相手の技術力や経験値などのチェックはもちろん、
ビジネス感覚を持っている人かどうかを事前によく見極めることがとても重要です。

4. 画家(絵画アーティスト)

画家活動をしている人です。
基本的に絵画アーティストと言われる人たちです。

ただ画家と言っても、資格や一定のレベルや条件をクリアしているという訳ではなく、あくまで自称なので、単なる趣味レベルの人も含まれています。
その意味では、一般の人が、相手が本格的な画家か趣味レベルの人かを即座に見分けるのは難しいかも知れません。

それと、彼らが通常描いている絵は、壁画ではなくキャンバス画だということです。
紙やクロスと建物の壁とでは、下地の材質が全く異なります。
絵画用の絵の具では対応できない壁がたくさんあります。
絵は上手くても、塗料の知識や塗装技術がなければ、一年も経たないうちに色褪せたり剥離してきたりというトラブルが発生してしまう危険があります。

また、アーティストは、個性的な表現者ではありますが、絵が上手いか下手ではありません。
その人の得意とする技法も限られているので、様々な絵のタッチを求めても対応できるかどうかはその人次第です。
たまたまあなたのの求めるものがその人の得意分野に入っていればいいですが、苦手であったら途中で乗り上げてしまう恐れがあります。

もうひとつ、アーティストは人と違う表現にこだわる習性が強いので、クセが強く、それがあなたが求めるものに合っていたら最高ですが、あなたにとって受け入れられないものだったら最悪の結果になってしまいます。

前出の2、3のケースと同様に、途中から誰かに代わってもらうことはできません。
画家の人となりを熟知して信頼して依頼しないと、トラブル発生のリスクは大変高いと言えます。
それと、塗料や塗装の知識や技術が乏しい部分は、あなたの責任でフォローアップするしかないかも知れません。

5. 絵の上手い学生や一般人

あなたの身近な「絵の上手い人」に個人的に依頼する方法です。
相手は本業ではないので、あなたの思いや趣旨に賛同さえ得られれば、
無料もしくは破格の低料金で描いてくれるでしょう。

もともと、絵が上手くても絵の職業につけなかった人は、
チャンスがあったら描かせてもらいたいという願望を持っている人は多いです。
実際に、そんな人から「壁に絵を描くのは初めてなので、塗料のことや注意点を教えて欲しい」という問い合わせもよくいただきます。

描き手の好意と協力によって壁画が実現する訳ですから、
依頼者のあなたは、その人を選んだ責任があります。
絵が上手いといっても、得意不得意分野があり、
壁画経験もない訳ですから、無理難題の要求はご法度です。
相手を尊重し、相手が自信を持って取り組んでくれるようにサポートすることが重要です。
あなたは、その人のファンに徹して、育てるような気持ちで接するようにすると、
本人は最高のパフォーマンスを発揮してくれてレベルの高い作品が完成するでしょう。

絵が上手い以外は基本的に素人ですから、
あなたの目的に合致させようとすると無理が生じることは承知しておいてください。
あなたの好きな描き手に、ファンとしてキャンバスを提供するような気持ちで接するのが、双方にとって最もハッピーな結果につながると思います。

6. ボランティア募集

商店街や自治体などでよく見られるのが、アートボランティアによる壁画制作。
地元の中学・高校の美術部や美大の学生、絵の得意な一般の人などに依頼する方法です。

材料代と参加者の弁当・飲み物代程度の低予算で収めるのが最大のメリットです。
地元住民の参加意識を高めることで、壁画を大切にしてくれるとか地元愛を促進する効果も期待できます。
ただ、このケースを選択する時点で、絵が上手いか下手かとか、デザインがいいか悪いかは、問題外と言えます。
参加者がワイワイ楽しく絵を描くことによる連帯意識の向上や皆で描いた絵を大切に守りたいという愛着心や地元愛を育むことを目的としたイベント活動と言った方がいいでしょう。
このケースでは、ボランティアさんはあくまで地元の人であることが重要でしょう。

このケースでは、ボランティア参加者全員をまとめられる強力なリーダーの役割が最も重要です。
また、周囲の関係者との交渉や調整を図る担当者の存在も必要になります。

このケースでひとつだけ注意をしなけらばならないことがあります。
歴史的な街並みや街の印象を大きく左右する場所にはあまり適しません。
後々、ボランティア壁画が足かせになってしまうことがあるからです。
ボランティアで描いてもらうのは経費削減という意味ではいいのですが、その絵が街の景観を損なったりマイナスイメージにつながると判断したときに、ボランティアによって描かれた壁画を無下に消せないというジレンマに陥り、住民感情と街の活性化の両局面の間で苦しむことになりかねないのです。
当初の安易な判断が、後に仇になってしまわないように細心の配慮が大切です。

壁画 レストラン01

まとめ

壁画を依頼する前に、

  • 壁画を描く目的を明確にすること。
  • 依頼する業者に「何を」「どこまで」「どのレベルまで」頼みたいのか明確にすること。


壁画の依頼先にはいくつかの業態がある。

業態ごとに特徴とメリット、デメリット、注意点をまとめると、
1. 壁画制作の専門業者
【特徴】
 ・壁画制作に特化した専門会社
【メリット】
 ・あなたの希望や要求に合ったデザインと作風に対応してくれる。
 ・デザインから制作施工に至るまで、壁画制作に付随する業務は全て対応してくれるので、手間がかからず安心である。
 ・単なる画家とは異なり、建物の壁に絵を描く専門家なので、塗装の知識もあり、さまざまな素材の壁にも対応できる。
【デメリット】
 ・特殊な業種なので全国でも数社しかなく、探したりアクセスするのが大変である。
 ・地方にはほとんど業者がないので、依頼しても交通費や宿泊費などの出張費が別途かかる。
【注意点】
 ・目的や要件を明確に伝える。
 ・業者の過去の施工実績チェックする。
 *この2点は、以下の全てのケースに当てはまります。
2. 壁画アーティストの紹介業者
【特徴】
 ・所属または登録アーティストの中からあなたの希望に近い人を紹介してくれる。
【メリット】
 ・複数のアーティストの中から選べる。
 ・コーディネーターが間に立って調整してくれるので、当事者同士のやり取りに比べてトラブルが回避できるので安心できる。
【デメリット】
 ・所属または登録アーティストの中に、あなたの希望条件に合う人がいるとは限らない。
 ・登録アーティストの場合は、やりたくない案件については断ることもできるので、受けてもらえない場合もある。
 ・基本的にアーティストなので、その人の作風やスタイルに合わない要求はできない。
【注意点】
 ・アーティストは一個人タレント(才能)です。こちらの要望に従ってもらうという姿勢はNGです。アーティストにとって、本人の作風(才能)が命です。相手の才能を選んだ以上、本人を信じて任せる。そして全面的に応援するという姿勢が重要です。
3. 得意マッチングサイト業者
【特徴】
 ・「個人の得意な事を売りたい人」と「買いたい人」を結びつけるマッチングサイト。
【メリット】
 ・自分の能力を売り込みたい人が集まっているので、面白い人を発見できるかも知れない。
・経験の少ない人や副業者がほとんどなので、料金は破格な安さである。
【デメリット】
 ・全くの未経験者から経験者まで混在しているので、希望に合う人を見つけるのが大変である。
 ・事前に、本人と直接会ったり電話をすることができないので、能力を見定めるのが難しい。
 ・事前の現場下見や現場打ち合わせが禁止されている。
【注意点】
・サイト運営者のルール下で、依頼内容を正確に伝えたり、実際に壁画制作を進めていくのはジレンマが生じやすい。
4. 画家(絵画アーティスト)
【特徴】
 ・普段から絵を描いている人で絵を描くことには慣れている。
【メリット】
 ・自分の能力を売り込みたい人が集まっているので、面白い人を発見できるかも知れない。
 ・経験の少ない人や副業者がほとんどなので、料金は破格な安さである。
【デメリット】
 ・画家と言っても自称なので、ピンキリで、素人には簡単に実力を見分けられない。
 ・画家は絵は上手くても、建物の壁に描くための塗料の知識や塗装技術まで熟知している人はなかなかいない。
 ・画家といっても得意不得意や癖があり、こちらの希望するデザインや画風に対応できない場合がある。
【注意点】
 ・画家は、自分の得意な作風にこだわりを持っているので、あなたの求める作風が合致するかどうかを見極めてから依頼しましょう。
5. 素人で絵の上手い人
【特徴】
 ・身の回りにいる絵の上手い人。ビジネスではなく、お友達ベースでお願いできる人。
【メリット】
 ・相手が納得したら、破格の低料金で描いてもらえるかも知れません。
 ・身近な関係なので、コミュニケーションが取りやすい。
【デメリット】
 ・ビジネスの関係ではないので、高い要求はしにくい。
 ・あなたにとって不満な出来栄えになっても、文句は言えない。
 ・相手が責任を感じるような重要で深刻な案件には向かない。
【注意点】
 ・相手に経験値がないので、トラブルや納期が長くなることは最初から覚悟しておくこと。
 ・相手の自信とプライドを損なうと最悪の状態になりやすいので、「愛」と「包容力」で接してください。
6. ボランティアの募集
【特徴】
 ・中高校生の美術部や絵が得意または好きな一般人を募集する方法。
【メリット】
 ・参加者は基本的にボランティアなので、材料代など最低の予算でできる。
 ・参加者意識が高い。
【デメリット】
 ・参加者の個々の能力レベルがまちまちなので、絵のレベルは落ちる。
 ・烏合の衆になる危険性がある。
 ・描いた作品が後で景観や美観上の問題になっても、無下に消せない。
【注意点】
 ・参加者全員をひとつにまとめる強力なリーダーの存在が一番のポイント。
 ・まわりの関係者との交渉、調整役の存在も必要である。
 ・歴史的な街並みや街の景観を損なう危険のある場所は避けた方がよい。

さあ、いかがですか?
ここでは、どれが正しいかではなく、
どれがあなたの目的や要求基準に合っているかが重要です。

あなたの業者選びの一つの判断基準になってくれれば幸いです。

この記事が、あなたの業者探しに少しでもお役に立って
いい成果につながることを心から願っています。

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