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スポーツ、エンタメ、ビジネスなど、多様なジャンルの映像を大阪を拠点に制作

大阪を拠点に高品質な映像作品を生み出すクリエイター

金久豊彦

金久豊彦 かねひさとよひこ
金久豊彦 かねひさとよひこ

#chapter1

VFXやモーショングラフィックス、3DCGでイメージを具現化

 「技術の進歩により、今や地方の小さなスタジオでも高品質な映像を実現できる時代です。さまざまなコンテンツを作ってきた経験を生かし、お客さまの期待を超えるクオリティーを目指しています」

 こう話すのは、大阪府吹田市の「tedit(テディット)」代表の金久豊彦さん。制作会社や広告代理店からの依頼による映像編集を主軸として、撮影素材などを加工して視覚効果を高めるVFX(ビジュアルエフェクツ)、文字やイラストに動きを付けるモーショングラフィックス、奥行きのある立体的な世界観を描く3DCG(コンピューターグラフィックス)などの事業を展開しています。

 「お客さまが不安を感じることがないよう、レスポンスは最大限早くするよう心掛けています。打ち合わせでは、ミスマッチが生じないように、お客さまが描くイメージやコンセプトを素早くビジュアル化し、提案内容や費用についても丁寧にご説明します。作業の進捗状況は随時共有させていただき、修正点なども迅速にお応えいたします」

 約20年にわたり数々の作品を世に送り出してきた金久さん。実務を通じて身に付けた知識とスキルで、クライアントの要望にお応えいたします。

 「当方のスタジオは、Osaka Metro・北大阪急行江坂駅の近くにあります。大阪中心部へのアクセスも便利な場所ですが、都心部より家賃が安い分、価格に反映できるのもメリットです」

 実際、東京から映像編集やCG制作のオファーが舞い込むことも多いとか。
 「かつては3千万を超える高価なマシンが必要でしたが、今は50万円も出せば4K編集に対応したハイスペックなマシンが買え、3DCGの制作やVFXなどの高度な作業も可能。確認や納品もデータで迅速にやり取りできます」

#chapter2

スタジアムを盛り上げる大型ビジョンの映像を手掛ける

 豊富な実績を持つ金久さんのもとには、多方面から声が掛かります。その一つが、自身もファンであるプロ野球球団の「オリックス・バファローズ」です。

 本拠地の京セラドーム大阪で流されるビジョン映像を手がけ、次回の攻撃を勢いづける映像や、ハリセンを打ち鳴らしたり手拍子を促したり、球場を盛り上げるクラップ映像などを受託。選手が記録達成した時などにSNSで発信する動画も担います。

 「クライアントから提供された映像素材を元に、選手のモチベーションや観客のテンションが上がるよう、音楽や映像の見せ方などを工夫しています。ファンの反応やSNSでのコメントで、『めちゃくちゃかっこいい』と、評価をいただいたときはうれしいですね」

 子どもの頃からスポーツが好きで、起業前にはプロのバスケットボールチームのオープニング映像を手掛けたことも。「スポーツチームを応援していくためにも、さらに案件を増やしていきたい」と意欲を見せます。

 また、大手動画配信サービスからのお仕事で、番組の告知動画やキャンペーン映像を制作。ユーザーの興味を引く作品に仕上げました。

 「新しいアイデアやテクノロジーを取り入れ、多様なニーズに応えていきたい」と語る金久さん。エンタメ系だけでなく、ビジネス系の依頼もあり、企業の歴史や沿革、事業内容を紹介するコンテンツも請け負っています。

金久豊彦 かねひさとよひこ

#chapter3

「すごい」「面白い」という反応を聞くのが制作の喜び

 京都府城陽市で生まれ育った金久さんは、小学校から高校まで野球に打ち込むなど、活発な少年時代を過ごします。休日には両親に連れられ、映画や舞台も頻繁に鑑賞。そこで出会ったある作品が、現在の道に進んだきっかけだと言います。

 「1997年に公開された映画『タイタニック』(20世紀フォックス配給)です。巨大客船が荒れ狂う海を進むシーンを見て、そのリアルさに驚きました。どうすればこんな映像ができるのか、不思議でたまりませんでした」

 専門学校でノウハウを学び、卒業後は東京のスタジオに就職。その後は関西に戻り、企業のプロモーション映像やテレビCM、ミュージックビデオなどでディレクション業務に従事しました。

 順調にキャリアを積んでいた金久さんですが、35歳を過ぎた頃から、1年がとても早く感じるように。新たな刺激を求め、「自分を本当に必要としてくれる顧客を作りたい」と一念発起。2022年、困難にも果敢に挑戦し、信頼を築くことを理念に「tedit」を立ち上げました。

 「自分の作品を見てもらったときに『すごい』『面白い』といった反応を聞くことができると、苦労も吹き飛び喜びもひとしおです」

 クリエイターとして活動する傍ら、これまで培った知見を還元するため、AR(拡張現実)のセミナーで講師を務めています。

 今後は、進化が著しいAI(人工知能)を活用しながら創作の幅を広げたいと考える金久さん。「ツールとしてうまく使うことで、独創性を高めていきたい」と未来を見据えます。

(取材年月:2023年9月)

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専門家プロフィール

金久豊彦

大阪を拠点に高品質な映像作品を生み出すクリエイター

金久豊彦プロ

映像制作業

合同会社tedit

経験に裏打ちされた確かな技術で、高品質な映像作品を提供。顧客が描くイメージを素早く具現化し、レスポンスを最大限早くすることで、安心感のある制作作業を行っています。

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