水墨画を単純に感じてみましょう。
第5回長容会・水甫会 水墨画・篆刻 展覧会を3月1日から4日まで開催しました。
私を含めて生徒さんの作品が短冊、掛け軸、4号、8号、30号、50号など
約120点あまり出品されました。
元々、4号サイズの色紙の、お手本とオリジナルの作品の発表の場として5年前に始めた経緯もあって
4号色紙の作品が多く出品されました。
生徒さんの全員が出品されたわけではなく、あくまでも自由出品なので不出品の方も多くおられ
ます。
そんな方々も見に来られて、出品したら良かった! と思った人が多くいたみたいです。
来年はぜひ出品したい、と言って来られた方が結構たくさんいたのには驚きました。
つまりは自信とモチベーションの問題かな?と感じ、次回が楽しみになりました。
また、この4号サイズの色紙は初心者の方々の作品が多く、初めてこの展覧会を見た方々から
水墨画がとても身近に、また興味をそそられたと感想をいただきました。
入場者数は4日間で約1300名余り、非常に多くの方々に御来場いただきました。
50代、60代、70代の人たちに混じって、20代、30代の若い世代の方もたくさん来ていただいて、
老若男女から水墨画に興味を持って頂いてその価値を支持されていると実感しました。
うれしく感じたのは、20代や30代の方から「前から好きなんです。」 「水墨画の墨の濃淡が
綺麗」
「時間があれば習ってみたい」 「墨って色を感じさせてくれますよね!?」 「気持ちが落ち
着く」
「墨と色の調和が新鮮」等等といった前向き支持満開の感想&評論をいただいた事です。
私が思っていたよりもずーっと、今の若い世代の人たちは、日本の水墨画に対する鑑識眼と美感を
強く、豊かに持っているんですね。そして、好んでくれている若者もまた、たくさんいるんですね。
すごく心強く感じました!
それと、40代以上の世代、特に60歳前後の方の強い興味&好機心に驚かされました。
多くの質問が、それも内容的に深く広く寄せられました。
興味を持ってもらうのが、まず第1歩、本当に有意義な展覧会でした。
この社中展覧会は来年もこの時期に行う予定です、また多くの方々に見に来ていただけるように
生徒一同、頑張って作品制作に励みますのでよろしくお願いします。
それまでに、10月10日から天王寺公園にある大阪市立美術館で青朝会日本水墨画展を開催する
予定です。
この展覧会は公募展で私の生徒さん以外の日本水墨画を愛する方々も出品することが出来ます。
審査があって一定のレベルと大きさ(8号以上)がないと落選させられますが、入選作品には
色々な賞が貰えるチャンスがあります。
日本水墨画を楽しんでおられる方!応募してください!大歓迎です。メールお待ちしています。