屋根材セメント瓦について

林照剛

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テーマ:屋根塗装の豆知識

あまり目にする機会が少ない建物の屋根ですが、どのような種類があり、ご自身のお建物はどの屋根材で、どのような特徴があり、耐用年数はどれ位で、いつ頃どのようなメンテナンスが必要なのかはご存知でしょうか。
今回は、セメント瓦屋根ついて解説していきたいと思います。



セメント瓦の特徴

セメント瓦はセメント、砂、繊維、顔料などを組み合わせて作られています。
セメント瓦は一般的に粘度瓦や、コンクリート瓦より軽量で、建物の構造に対する負担が少ないことがあります。
耐用年数は40年辺りとされています。メンテナンスとしては、10年~15年毎に塗装をすることで防水機能を向上させてセメント瓦の寿命を延ばすことが可能です。
また、劣化の進行状況によっては、屋根材を葺き替えしたり、カバー工法で軽量な金属屋根を重ね貼りすることがあります。

メリット

耐久性
セメント瓦は耐久性が高く寿命が長いです。立地条件や、お住まいの地域の気候の影響にもよりますが、一般的に40年以上も持つとされています。
軽量
粘度瓦や、コンクリート瓦に比べて軽量なため、建物の構造体への負担が少なくなります。
耐火性
セメント瓦は火災に対して比較的高い耐火性を持ち、建物の安全性を向上させます。
防音
セメント瓦は素材自体が頑丈にできており、防音性に優れています。
遮熱性
遮熱性が高いので、近年多く使用されているスレート屋根よりも熱くならないメリットがあります。

デメリット

色あせ
時間が経つと、セメント瓦の色があせることがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。重量: セメント瓦は非常に重く、建物の構造に大きな負荷をかけることがあります。
設置コスト
セメント瓦の設置には専門的な技術が必要であり、他の屋根材料に比べて設置コストが高くなることがあります。
割れやすさ
セメント瓦は頑丈ですが、強い衝撃に弱いため割れや欠ける場合があります。
重量
近年多く使用されているスレート屋根に比べると重量が重い為、建物の構造に負荷がかかります。

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林照剛
専門家

林照剛(1級建築施工管理技士)

株式会社ラディエント

遮熱・断熱塗装のほか、ひび割れなどに強い特殊塗装によるリフォームで省エネ(節電)を実現し、快適空間を創造します。特殊塗装に慣れた職人の丁寧な作業は、お客様から高い評価を得ています

林照剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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