色褪せしやすい色

外壁塗装の塗料には様々な色があります。ご自身の好きな色や、環境に馴染んだ色、流行りの色等もあり、色選びは悩ましいですが楽しみの1つだと思います。
外壁塗装の際に使用する色によっては、日光や気象条件の影響で色褪せしやすいものがあります。今回は、塗装の色褪せについて解説していきます。

紫外線 (UV)
紫外線は塗料の化学構造を壊し、色を変化させる主要な原因の一つです。日常的に強い紫外線にさらされる外壁は、この影響を強く受けることになります。

気象条件
雨や風、温度変化などの気象条件も色褪せや塗料の劣化を招く要因となります。

化学的反応
外壁に付着した汚れや化学物質が、塗料と反応して色褪せを引き起こすことがあります。

塗料の質
低品質の塗料は高品質のものよりも早く色褪せや劣化が進む傾向があります。

明るい赤やピンク系の色
赤系の色は紫外線の影響を受けやすく、時間と共にピンクやオレンジに変色することがよくあります。

黄色系の色
鮮やかな黄色も紫外線の影響で褪色しやすい色の一つです。

明るい青やターコイズ系の色
これらの色も紫外線により褪色しやすくなります。

深い青、緑、茶色
濃い色の塗料は褪色しにくいと言われています。
灰色や白
これらの色も比較的褪色しにくいとされています。特に白は変色を目視で確認しにくいため、褪色が気になりにくいです。

現代の塗料技術の進歩により褪色を防ぐためのUVカット機能や、耐候性を持った塗料を選ぶことでができます。そのような塗料を使用することで紫外線による色褪せを減少させることができます。
ただし、使用する塗料の品質や成分、塗装の方法、建物の場所や紫外線の強さなど、多くの要因が色褪せの度合いに影響しますので、塗装を選ぶ際には専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。