東大阪市で外壁塗装

東大阪市で2階戸建て住宅サイディングの外壁塗装工事の施工事例です。
外壁塗装工事を各工程ごとに写真を使って塗り替えの手順や工法を説明していきます。
今回東大阪市で塗装した外壁は、サイディングといわれる外壁材で、現在日本において最も多く施工されている外壁材になります。
サイディングの塗り替え改修時に、最も注意して施工しないといけない工程は、ボード目地やサッシ廻り、入り隅、軒天井の取り合いなどに施工されているシーリング工事です。
シーリングはサイディングの水密性や気密性、防水性などを確保するために施工されているので、シーリング施工の不具合などで雨漏りなどのトラブルの原因になる場合があります。

オートンサイディングシーラントの施工

今回施工するサイディング外壁のシーリング工事には、オートンサイディングシーラントを施工しています。
サイディングボードのつなぎ目の目地は、ワーキングジョイントといわれる位、特に動きが激しい箇所なので、長期に渡りサイディングの動きに追随出来る柔軟性のある強靭なシリング材が推奨されます。
オートンサイディングシーラントは高耐候特殊ポリマーの採用で、紫外線に対する安定性が向上し可塑剤などを含んでいない為、継時的な堆積変化もなく、ゴムが固くなりません。サイディング目地のシーリングに最適です。

サイディングのシーリング施工

下の写真は実際に現場でシーリングの施工をしている写真です。
外壁に取り付けられているエアコンの化粧カバーなどは事前に取り外し、外壁塗装の完了後に取り付けます。
また、シーリングは必ず2面接着で施工します。2面接着については下のリンク先をご参考にしてください。
サイディングの目地のシーリングは必ず2面接着で改修

養生

オートンサイディングシーラントは1成分形のシーリング材で、2成分形のように硬化剤で反応させ一気に硬化させるタイプでなく、湿気反応硬化タイプなので、空位中の水分で表面をじわじわ硬化させるタイプの為、7日間乾燥期間を置いています。
シーリング乾燥後に時間をかけて丁寧に高圧洗浄でサイディング外壁を綺麗に洗い流した後の工程になります。
専用のマスキングテープやマスカーを使って、塗料が付着してはいけない非塗装部の養生になります。
サッシやベランダ土間、玄関ドア、雨樋、雨戸、シャッターなど、通常2階建て住宅で、職人二人で1日半～2日位かけて作業量になります。

ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー

今回塗装するサイディングの外壁塗装には、2種類の塗料を塗装します。
1階廻りのデザイン性の高い窯業のサイディングには、元のデザインを生かす為、日本ペイントの「ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー」を塗装しています。
ピュアライドUvプロテクト4Fクリヤーは弱溶剤の2液フッ素樹脂塗料で、超耐候性を実現しサイディングボードを新築時に近い風合いのまま長期に維持できます。
又、防カビや防藻性を有しているので、カビ菌や藻を長期間抑制し住宅の外観を長期間清潔に保ってくれます。

下の写真はピュアライドUVプロテクト4Fクリヤの外壁塗装工事前、外壁塗装工事後の写真です。

ガイナ

2階部分サイディングの外壁塗装には、日進産業の遮熱・断熱塗料の「ガイナ」を塗装しています。
宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、H－Ⅱロケットの開発に際して、打ち上げ時の熱から機体及び人工衛星を守る為に、ロケットの先端部（フェアリング）に塗布する断熱技術を開発し民間転用したのがガイナ（GAINA）です。ガイナは、宇宙技術を応用し、株式会社日進産業が開発・製造している民生用商品です。

遮熱・断熱塗料ガイナ塗装

下の写真は遮熱・断熱塗料を実際にこの現場で塗装している写真です。
ガイナは塗膜乾燥後、特殊セラミックが約80％になる塗料で、この特殊セラミックが断熱性や遮熱性、耐候性を高めます。よりガイナの性能を実感して抱く為、ガイナを3回塗りで仕上げ、下塗りの日本ペイント「パーフェクトサーフ」と合わせて、外壁塗装は4回塗りで仕上げています。

1液ファインフッソUV

外壁が塗り終わると、サッシなど最初に施工した養生をばらし、付帯部分の塗装に移ります。
付帯部分とは雨戸や雨樋、シャッターボックス、土台水切り板金、破風板、軒先鼻隠しなどの外壁以外の塗装部分です。
今回付帯部分の塗装には、日本ペイントの「1液ファインフッソUV」を塗装しています。
1液ファインフッソUVは、1液の4フッ化フッ素樹脂塗料で、緻密で強力に結合した分子構造の働きで、外壁の劣化を最小限におさえ、高い耐候性を発揮できます。