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ALCの雨漏りをコーキング(シール)打ち替えで補修

2021年8月17日 公開 / 2021年12月7日更新

テーマ:ALC外壁塗装工事

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 外壁塗装

ALC外壁にお住いの方に実は多い悩みの一つが、外壁からの雨漏りがあげられます。ALC自体は軽量で耐久性が高く多孔質で内部に細かな気泡が多重に入っているので高い断熱性を有していますが、デメリットとして、2次防水(サイディング外壁やカラーベスト屋根にあるような防水シート)が無い為、外壁のALCのクラックや爆裂、割れなどが発生すると、その部分から雨水が簡単に内部に侵入してしまいます。又、ALCのプレートの幅が610mmしかない為、止水目的のコーキング(シール)の数量がサイディング外壁に比べると約2倍近くになる場合があります。先ほど記したALCのクラックや割れ以上にこのコーキング(シール)の経年劣化による雨漏りが非常に多く、特にサッシ廻りのコーキング(シール)の改修は要注意です。
下の写真はALCの外壁塗装工事前の写真です。サッシまわりから雨漏りがあったようで、サッシ上部にパテのようなものが詰めてあり、サッシ下部やサッシ下の目地にはコーキングが施工されていました。



下の写真はサッシ廻りをアップで撮影した画像です。サッシ上部にパテのようなものが詰めてあるのがわかると思います。



ALCの外壁塗装時には通常サッシ廻りや目地のコーキング(シール)の改修工事をするのが基本ですが、中にはコーキング(シール)工事をしないでそのまま塗装する業者もあると聞きます。たとえしたとしても切れている目地の一部だけであったり、サッシ廻りも含めてすべて増し打ちであったりする場合があるようです。目地の改修は溝が深く打ちしろが確保できている場合は、増し打ちで問題ありませんが、サッシ廻りの改修は増し打ちの場合、厚みが1mm程度しか確保できず、容易にコーキング(シール)部分が破断することが想像出来るので、改修する意味がほとんどありません。
下の写真はサッシ廻りのコーキング(シール)の撤去後の写真です。経年劣化などでコーキング(シール)が切れると簡単に内部に雨水が侵入するのがわかると思います。



下の写真はサッシ廻りのコーキング(シール)の撤去時に建物内部に侵入していた雨水が出てきている写真です。



上記のことからALCの改修、外壁塗装工事時にはコーキング(シール)の改修は必須になります。又、一部分の改修でなくすべての目地・サッシ廻りを施工するのが望ましいです。下の写真はコーキング(シール)改修工事後の写真です。目地やサッシ廻りなど白く見えてる所がコーキング(シール)を改修した箇所です。この後外壁の洗浄や塗装、屋上防水工事は移ります。
ALC外壁の爆裂やクラック、欠落などの補修工事は下のリンク先をぜひご参考にしてください。
ALC外壁の爆裂やクラック、欠落の補修工事



ペイント一番では、基本的な雨漏り散水調査(散水テストなど)も無料で実施しております
雨漏れ無料点検の地域は大阪市内、東大阪市、八尾市、大東市、門真市、奈良市、生駒市などです。
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