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外壁の汚れ落としに効果的な洗浄方法と注意点

金山泰男

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テーマ:外壁についた汚れ

気になるマイホームの外壁の汚れをセルフで洗浄する方法をご紹介します。
軽い汚れは中性洗剤とスポンジでとれますが、高圧洗浄を使うのも効果的です。最近はわざわざ購入しなくてもレンタルサービスもあります。
汚れは放置せず、見つけたら早期に対処することで外壁の劣化を防ぎ、きれいな状態を保つことができます。

気になる外壁の汚れ、原因は静電気と油


念願のマイホームも、数年経つと何だか色あせて見えてしまう…そんなご相談をよくお受けします。
それは、外壁の汚れが原因ではないでしょうか。

前回のコラムで、外壁の汚れの主な原因は静電気と油だとご紹介させていただきましたが、少し復習してみましょう。
外壁の面に凸凹があると雨水が溜まりやすく、汚れやすくなります。お宅の外壁はいかがでしょうか。

汚れの種類は、埃、排気ガスなどのスス、カビ、コケ、藻、白華、大気汚染などの酸化物などでした。

これらの汚れは、早めに洗浄しないと、汚れが加速してしまいます。
特に外壁に生えてしまったカビやコケも、雨の力だけでは落とすことができないので早期の対処が必要です。

また、排気口付近の排気ガスなどによるスス、シール部のシリコン汚れなどは、油汚れなので、とても頑固にこびりついています。定期的に洗浄していないと落ちにくいので気をつけましょう。

外壁の汚れを落とす、3つの方法


塩を吹いたように見える白華現象(エフロレッセンス)ですが、外壁の塗料が劣化して起きるもので、別名をチョーキングと言います。

チョーキングが起きると外壁に白い粉がつき始めます。外壁に触れるだけで手のひらが白く汚れた…なんて経験があるかもしれません。

チョーキング

チョーキングは外壁汚れの原因になるばかりか、外壁の塗り替えが必要になります。しかし、その前に外壁をキレイに洗浄することが大切です。

では、これらの汚れをキレイに掃除する3つの洗浄方法をご紹介します。
ひとつ目は、高圧洗浄で外壁洗浄の代表的な方法です。

高圧洗浄は、最も一般的な洗浄方法で、どんな外壁にも使うことができます。
最近は、高圧洗浄機を持っていなくてもレンタルする方法があるので便利です。
水の圧力で汚れを弾きながら流し、キレイに落とすことができます。

外壁の塗り直しをする際に、塗料の付き具合を良くするために、事前に高圧洗浄を行った後に、外壁を塗り直すのが基本です。

高圧洗浄の作業風景

昔ながらのスポンジを使う洗浄法は、今もおすすめ


次に、スポンジでこする手法です。昔ながらのやり方ですが、高圧洗浄機を使用しなくても手軽に行えるのがメリットです。

スポンジは柔らかめを選び、まずは水を含ませて、軽く優しく外壁をこすってみてください。簡単な汚れならこれでOKです。

頑固な汚れには、中性洗剤を使いましょう。
ポイントは、洗剤をお湯に溶かしてスプレーなどに入れて汚れに吹き付け、スポンジで叩くようにして、汚れを落とし、その後、水で洗い流します。


DIYでリーズナブルにできる外壁洗浄


今回、ご紹介した洗浄方法は、リーズナブルに手軽にできるDIYで汚れを落とせる方法です。高圧洗浄の機材を持っていなくてもレンタルすることもできます。

選択肢としては、専門の業者へ依頼する方法もあります。料金はかかりますが、徹底的に洗浄してもらえる魅力があります。

では、自分で外壁の汚れを落とす時の注意点をご紹介しましょう。

まず、高圧洗浄機は、汚れや水が飛び散ったり、騒音がするので、ご近所迷惑にならないように、ご近所に一声かけておくのがおすすめです。


次に、高所から転落しないようにくれぐれも気をつけてください。
そして、高圧洗浄機を使う場合は同じ部分に洗浄機を当て続けないように注意しましょう。壁が剥がれる原因となってしまいます。特に劣化が進んでいるような箇所には注意してください。外壁の汚れは、早期の洗浄で基材の劣化も防ぐことができます。早いうちに対策をとりましょう。

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金山泰男
専門家

金山泰男(塗装業)

株式会社ペイント一番

建材の傷み具合を見てお客様に説明し、下塗りの回数、使用する塗料を提案する

金山泰男プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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