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外壁のひび割れ補修費用を抑えるコツは傷みが軽いうちに

金山泰男

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テーマ:外壁のひび割れ

外壁のひび割れは、最初はわずかな大きさでも、放置してしまうことでどんどんダメージが広がります。
早期の対応で、補修費用も抑えることができるため、大規模なリフォームになる前に手を打つことをおすすめします。
補修時に、業者に確認することなどを整理してご紹介します。

外壁のひび割れは、早期の対応で補修費用が軽減!


台風や豪雨が多い昨今、外壁のわずかなひび割れから、ついに雨水が浸入してしまった!…なんてことがないように、早期の対策を行いましょう。

外壁のひび割れは、雨漏りを繰り返すことで、どんどんダメージが広がります。
早期の対応で、補修費用も抑えることができるので、大規模なリフォームになる前に手を打つことをおすすめします。

外壁の、下地素材の上に塗られる塗料は「塗膜(とまく)」となって、雨水や結露から建物をガードする役割を果たします。

年月と共に「塗膜」が劣化することで光沢が失われるほか、基材との密着力も低下。塗膜がはがれやすくなり、ひび割れを引き起こす可能性が出てきます。

しかし、劣化の程度が軽度なうちに補修をしておけば、かかる費用も低く抑えることができる上、建物へのダメージも軽減することができます。

住居は、一生物です。長期的に見据えた補修計画が必要でしょう。
大掛かりなリフォームで大金を費やすより、定期的な点検と補修で良い状態が維持できます。
それは、トータルなコストを抑えることにもつながるので、心がけてみてください。


外壁の補修は業者選びが大切。


以前のコラムでもお話ししましたが、外壁のひび割れが下地まで及んでいないケースを「チェッキング」や「ヘアクラック」と呼んでいます。
そのレベルでの補修を行うと費用を抑えることができます。雨水が浸入する前に、ぜひ補修を行いましょう。


ヘアクラック
[外壁にできたヘアラック]


ここで注意すべき点は、その補修の方法です。

なぜ、補修の方法にまで施主が気を配らなければいけないのでしょう?

それは、外壁の塗装工事は、手抜きがしやすい工事だと言われており、手抜きをしたかどうかは、工事が終わった直後には、わかりづらいという理由があるためです。数カ月から数年経って、「あれは手抜き工事だった」と、わかるケースが多いのが現状なのです。

すべての業者が手抜きをしているわけでは、決してありません。業者も千差万別です。

一部、手抜き工事をして高額な補修費用を請求することを目的にしている業者があるので、十分注意していただきたいと思います。

また、軽微のヘアクラックに見えたことから、奥の方のダメージに気づかず、通常業務として、ひび割れを簡単に補修してから、上に塗装し直すだけですませる業者もあるようです。

見えない所に、大きな劣化が潜んでいることをみつけられるかどうか…そのあたりは、補修にあたる人の技術力に大きく関わってきます。


外壁のひび割れ補修に、施主として確認すること


「業者を見極めるのは、難しい」と、感じる方も多いでしょう。

確かに難しいことなので、施主様として何ができるか、どうすれば良いか…ここで整理してみたいと思います。

まず、納得のいく業者を選ぶために、複数の業者から見積もりを取りましょう。
その際に金額だけでなく、どんな対応をする業者か雰囲気がつかめると思います。

施工前に塗料の保証期間についても確認し、保証期間がゼロの業者は候補から外してください。

外壁塗装の保証期間は、塗料にも依りますが5~10年ということが多いでしょう。

ポイントは、「適切な塗料を使い、適切な施工をするために、適切な価格で」…この3つが揃ってこそ、良い業者であり完成度の高い補修工事が行われたと言えます。初期の段階で適切な補修が行われれば、今後も大規模な劣化は防げるでしょう。

メールでもお電話でもお応えしておりますので、業者選びのご相談などについて、ぜひ弊社までお問い合わせください。

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金山泰男
専門家

金山泰男(塗装業)

株式会社ペイント一番

建材の傷み具合を見てお客様に説明し、下塗りの回数、使用する塗料を提案する

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