家族葬の四十九日法要について。香典は必要?
『サンタクロースっているんでしょうか?』
みなさん、、『サンタクロースっているんでしょうか?』という子供向けの本をご存知でしょうか?
恥ずかしながら私は40前になるまでこの本のことを知りませんでした。
今年のクリスマスに私が初めて知った素敵なお話です。
時は120年前、日本でいうと明治の30年。場所はニューヨークのお話です
ヴァージニアという名の8歳の女の子が、ニューヨーク・サンという新聞社に手紙を出しました。
ヴァージニアからのお手紙
実は友達たちがサンタクロースはいないと言うのです。
お父さんに聞くと、分からないことはサン新聞社さんにきくといいよと言ってくれました。
ということで、本当の事を教えてください、サンタクロースはいるのでしょうか?
サン新聞社からの返事
サン新聞社の記者のフランシス・チャーチは社説の中で次のように答えたそうです。
ヴァージニア、それは友だちが間違っているよ。
きっと、みんな自分の見たものしか信じなくて、それが全部だって思っているんだね。
そういう年ごろだしね。
でもね、ヴァージニア、大人も子供も、全ての事を知っている訳じゃなんだよ。
この広い宇宙の中では人間ってすごく小さいものなんだ。
ぼくたちは、この広い宇宙のなかのほんの少ししか分からないし、全てを知るのにはほど遠いんだよ。
実はね、ヴァージニア、サンタクロースはちゃんといるんだよ。けっしてウソではないよ、
この世の中で、人を愛したり、思いやったりいたわったりする、真心があるようにサンタクロースは存在するんだよ。
ヴァージニアのようなかわいい子がいない世界が考えられないように、
サンタクロースのいない世の中なんて、想像できないよ。
サンタクロースがいないんだったら、むじゃきな子供の心も、
詩を楽しむ心も、人を好きになる心も全部なくなってしまうよ。
サンタクロースを見た人はいないんだよね。
でも見たことがないからサンタクロースはいないという証明にはならないよ。
この世界で一番確かなこと、それは、子供の目にも大人の目にも見えないものなんだよ。
赤ちゃんが握ってあそぶ、ガラガラいうおもちゃを知っているよね。
中を開ければ、玉が音をならしていることが分かるよね。
だけどね、不思議な世界には、どんなに強い人達が集まってもこじ開けれない
カーテンみたいなものがあるんだ。
サンタクロースなんて本当にいるの??
本当にいるよ。
そう思う心や、詩を楽しむ心、人を愛する心、人を好きになる心だけが、
そのカーテンを開けることが出来て、ものすごくきれいでかっこいい世界を見たり、描いたりすることができるんだよ。
サンタクロースはね嬉しいことに、ずっといるんだよ。
一千年後の町でも、百万年後の町までも、ずっと子供たちの心をワクワクさせてくれるんだよ。
今と変わらずずっとね。
お葬儀とのつながり
というお話なのですが、
この話をきいて、私がお葬儀に思う気持ちに似ていると思いました。
それは、亡くなった方への感謝や思いがお葬儀にこもっているという事です。
亡くなった人は、姿を消してしまい。会うことが出来なくなってしまいますが、
亡くなった方への、感謝や気持ち、親であったり兄弟であった事には変わりがなく、
これからも続いていきます。
姿がなくても、人を思い、やさしく接し大切に思う気持ちを作り供養という形にして、
学んでいく第一歩がお葬儀じゃないかなと思うのです。
目に見える物が全てではなく、心の中の豊かなものに気付かせてくれるものだと思います。
ちなみに、ヴァージニアはニューヨークの学校の先生になって、47年間子どもたちを教えつづけたということです。
クリスマスっていいですね。 お し ま い