『第2回ハナショウブ小説賞』大賞受賞作を発表!
こちらのコラムでも度々ご紹介している「ハナショウブ小説賞」
遂に、第一回大賞受賞作品が書籍化され実際に販売される事になりました!
第一回ハナショウブ小説賞:長編部門大賞受賞作
ハートレス・ケア
(著:小原瑞樹)
~あらすじ~
新卒でやむを得ず介護職に就いたものの、転職を考えながら日々を過ごす主人公・大石正人おおいしまさと。
人気の職業に就いた友人とは全く話が合わなくなった。ヘルパー歴十年以上の先輩たちのように長くこの仕事を続けられる気がしないし、真面目に仕事と向き合う同期のようになれるとも思えない。正人と同様に仕方なく介護職を選んだ年下の先輩は、「こんな底辺の仕事続ける意味ない」とまで言う始末。介護職の社会的地位の低さを正面から突きつけられ、正人は改めて自分が『負け組』である事実を思い知らされるのだった。
後ろ向きな気持ちのまま新しい業務を覚えていくなかで、「この人はどうして介護の仕事をしているのか」という疑問をきっかけに、職員や入居者との関係が少しずつ深まっていく。完全に吹っ切れたわけではないものの、自分の気持ちの変化を感じ始めた正人。そんな矢先、友人から放たれた言葉に、前を向き始めた心がまたしても揺さぶられ……。
悩み抜いた先で、正人が選んだ答えとは? 介護付有料老人ホームを舞台に、新人介護士の葛藤と成長を描くお仕事小説。
本作では「なぜ」がキーワードとなり、共に働く職員や入居者との繋がりを通して、正人が自身の職業と向き合う姿がリアルに描かれています。
先行して読ませていただきましたが、、、客観的な意見として「とても面白い作品」であると感じました!
私は介護の現場業務をした事はありませんが、職業柄多くの介護職員や看護職員とこれまで関わらせていただいた事もあり、現場で働く方のリアルな悩みや葛藤・介護業界の問題点を再認識するきっかけになり得ると感じます。
また同時に、介護職の素晴らしさや必要性にも気付かされる作品であり、現時点で介護に関係が無い方にも是非読んでもらいたいと感じました。
※Amazonや楽天ブックスでも先行予約受付中です、9月上旬には梅田の紀伊国屋書店にて販売されるとの噂も♪
★現在、第三回ハナショウブ小説賞の応募作品募集中です!
https://opsolbook.com/hanashobu_novel_vol3_announce1/
大賞に選ばれると、、実際に書籍化されます!!興味のある方は奮ってご応募ください♪
遅かれ早かれ、全ての人が直面する「介護」というキーワード。
これからも様々な角度から有益な情報発信が出来るよう取り組んでまいります。