老人ホーム入居はタイミングも重要!~入居要件が緩和されるポイント紹介~
老人ホームって高いんでしょ?
初めて高齢者施設・老人ホームを検討される方の多くが上記の先入観を持っています(特に高齢の方は多い印象)
先にお伝えすると、、結論
⇒超高額施設~低額施設まで様々です!
というのが答えになります、簡単に比較してみます。
・超高額施設とは
⇒入居一時金が「数千万~億」必要
⇒入居一時金を不要(低額)にした場合、毎月の基本費用(家賃・管理費・食費等)が「50万以上」必要
※該当する施設のは数は少ないです、「主要都市や高級住宅エリア」で運営されている施設が多いです。
特徴としては、「上場企業・業界大手企業」が運営主体となっている施設が多いです。
・低額施設とは
⇒初期費用が「0円」または10万程度(敷金または礼金)
⇒月額の基本費用(家賃・管理費・食費等)が「10万前後」
⇒生活保護受給の方の受入もしている
※都心部から離れたエリアに多い印象です
特徴としては、介護サービスが必要な方を対象としています、基本要介護①以上が入居要件となる施設多いです(中には介護③以上しか受入しない施設もあり)
なんでこんなにも料金の差があるの?
こちらは一部私の主観もありますが、
≪高額施設の理由≫
・建物設備が豪華
・共用設備が充実(娯楽ルール、談話コーナー等)
・手厚い人員配置(施設専属職員が多い)
・コンシェルジュサービスが手厚い
・ブランドネーム
・広告宣伝に力を入れている
≪低額施設の理由≫
・建物設備が簡素(木造2階建て等)
・居室が狭く設備も最低限
・共用部は必要最低限のみ
・保険サービス提供職員中心の人員配置
・施設サービスが少ない(レクレーション等)
上記のようなポイントが料金の差に繋がっている大きな要因だと想定されます。
また、高額施設と低額施設では費用面以外でも入居対象者に大きな違いがあります。
≪高額施設⇒元気な方(アクティブシニア)~軽度介護状態の方≫
≪低額施設⇒介護サービスが必要な方(要介護①以上)≫
これは、高齢者施設:老人ホーム運営事業における収益モデルが関係しています、
こちらを詳しく説明すると長くなるので、また次回以降のコラムでご説明します♪
安かろう悪かろうなのか?
高齢者住宅・老人ホームは
・高額施設=良い施設(サービス)
・低額施設=悪い施設(サービス)
なのでしょうか???
私の結論は、「そうではない!」です。
実際に私が老人ホーム探しをお手伝いさせていただいたケースで、
高額施設に入る経済的余裕がある方に、低額施設をご案内してご入居に至った事例も複数あります。
では何を基準に候補施設を選べば良いのか、、、
私は、入居者本人の「身体状態」と本人及びご家族の「経済状況・希望条件」を勘案し、
施設を選ぶポイントの優先順位を明確にして施設を選ぶ事を推奨しています。
上記事例では、ご本人様が「重度の医療処置」が必要なご状態でした。
その為、最優先ポイントを「手厚い医療対応が可能な施設」としました。
では元気な方を対象とした高額施設で手厚い医療対応が期待出来るのか、、、結論難しいケースが多いです。
※高額施設の中でも、医療対応に力を入れている施設もあります
逆に、低額施設の中で「医療特化型施設」がここ数年で増加してきています。
いわゆる「ナーシングホーム」と言われるものや、「看取り」対応を積極的にする施設です。
手厚い医療対応が可能な施設の一つの判断基準として、
「看護師:医療従事者が24時間複数名常駐しているか」
という点を確認するようにしています、この基準をクリア出来る高齢者施設:老人ホームはまだまだ少ないのが現状です。
上記のように、何を優先して老人ホームを探すのか?
これによって入居者本人にとっての最適な選択肢というのは変わってきます。
もちろん高額施設が最適な方もおられます、その方には自信を持って私も高額施設をご紹介しております。
ただ、一般的な「安かろう悪かろう」はこの業界には当てはまらない、
逆に「高額施設だから大丈夫だろう」という事も当てはまらないので皆様ご注意ください!
・老人ホーム探しは十人十色
・老人ホームは千差万別
・介護業界は玉石混交
疑問・質問があればお気軽にお問合せください!