最適な老人ホーム探し~老人ホーム紹介サービスとは?~
看取りが出来る老人ホームとは?
近年、急激に民間の高齢者施設(有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅等)が増えており、それと比例するように「看取り対応可能」とアピールする施設も増えています。
ここで必要なのが「看取り対応」とはどういうものなのかをきちんと理解する事です。
~看取りとは~
⇒無理な延命治療などは行わず、高齢者が自然に亡くなられるまでの過程を見守ること
とされています、皆さんのイメージと同じだったでしょうか?
上記にある「無理な延命治療」とは、一般的に
・経管栄養=口から食事が摂れなくなった場合に栄養を直接消化器官や血管に注入する事
⇒胃婁(PEG):腹部に開けた穴にチューブを通し、直接胃に栄養分を流し込む方法
⇒中心静脈栄養(IVH):心臓近くにある太い静脈に水分・栄養の補給の点滴を行う方法
⇒経鼻経管栄養(NGチューブ):鼻の穴から胃まで管を入れ、そこから栄養をとる方法
上記医療処置や心肺停止時の心臓マッサージ等の事を指しています。
これらの処置を希望しない場合、特に医療行為が必要ありませんので医療従事者(医師や看護師)が不在でも「看取り」は出来ると言えるかもしれません。
しかし、看取り期には延命治療以外でも医療的ケアが必要になる場合も想定されます。
例えば、
・疼痛コントロール(末期の悪性腫瘍:ガンの方に多い)
・喀痰吸引(嚥下機能の低下等により発生しやすい)
これらの医療的ケアが必要となった場合、高齢者施設内に「看護師」が常駐しているかが重要なポイントになると考えられます。
高齢者施設の看護師配置
高齢者施設(老人ホーム)における看護師の配置レベルは6段階に分類出来ます。
レベル1:非常駐※必要な時にだけ外部から看護師が派遣される
レベル2:平日のみ日勤常駐
レベル3:日勤常駐
レベル4:日勤+夜勤体制
レベル5:24時間看護師常駐
レベル6:24時間複数名看護師常駐
老人ホームを検討する際に注意して欲しいポイントとしては、
「レベル1~3の施設でも看取り可能とアピールしている場合がある」
という点です。
上述しましたが、何も医療的ケアが発生しなければレベル1~3でも看取りは可能かもしれません、、
しかし看取り期に入り「喀痰吸引」が必要になるというケースは起こりえます、もし看護体制が無い施設の場合は、、、入院という選択肢になると想定されます。
最後は病院では無く在宅(老人ホーム含む)で過ごしたい、と希望される方が増えていると感じます、
老人ホーム=終の棲家選びは「医療体制」にも注目する事をおススメします。
※一般的に終の棲家のイメージとされる「特別養護老人ホーム:とくよう」はレベル3:日勤常駐体制が一般的です、また手厚いイメージの「介護付き有料老人ホーム」も多くがレベル3です。
逆に軽度者向けのイメージが強い「住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅」では、看護レベル4以上の施設が増えています。
⇒イメージだけで決めつけず、実情を把握した上で老人ホームを探すようにしてくださいね!
★安心して看取りが出来る老人ホームを探したい
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