屋根の損害保険詐欺商法
屋根に関する悪質商法のひとつに、「屋根の点検商法」があります。そのアプローチの仕方について、これまでの経験から実例をいくつかご紹介致します。
屋根の点検商法とは
無料点検を口実に屋根に上り、傷んだ個所を誇張させ、時には故意に瓦を割ったりずらして写真を撮り、不安をあおって成約を迫る商法
屋根の無料点検のアプローチの実例
- 近所で工事をしているので、今なら無料で点検しますよ
- 近くの屋根から見ると、お宅の瓦がゆがんでいますよ
- 近所で新築工事をしているハウスメーカーの業者ですが、現場から見るとお宅の屋根板金が浮いていますよ
- 工事の近隣あいさつに回っていますが、お宅の屋根が傷んでいるのお気付きですか?早めに知り合いの屋根屋さんに依頼した方が良いですよ。もし、頼めるところがなければ、うちで見ましょうか。
- アンテナが相当傷んでいますが、お使いですか?不要なら外して処分してあげますよ
- 雨といの流れが悪そうですね。実費で掃除してあげましょうか?
その他、太陽光(ソーラー)や、温水器の点検もちかけたり、勝手に屋根にあがる業者に出会ったこともありました。いずれにせよ、さまざまな理由をつけて、言葉巧みに屋根に上がろうとします。一旦屋根にあげてしまうと、何をされるか判らないというのが実態です。
悪質な屋根リフォーム業者対策について
❶応対しない
インターホンのカメラで来訪者が見える場合 あやしい人には応対しない
❷インターホン越しの対応にとどめて、絶対に対面しない。ドアを開けない
❸もし対面してしまったら
- 点検させない
- 契約しない
- うちには必要ありませんと、きっぱり断りましょう
- 家族に説明したいので、会話を録音させてほしいと申し出ましょう
❹もし契約してしまったら
一人で悩まずできるだけ早く家族・友人・警察・役所に相談しましょう
万一 契約してしまっても、契約当日から8日間は、クーリングオフ(無条件のキャンセル)が可能です。法改正により、電子メールでのクーリングオフも有効になりました。
「俺は絶対だまされない」「きっちり断る自信がある」そういう方であっても、言葉巧みに騙されてしまい、ご相談を頂いたことが何度もあります。また、断る段になって、捨てゼリフや脅しまがいのことを言われ、気分の悪い思いをすることもあります。「君子危うきに近寄らず」、応対しないことが一番です。
*下記が何かのお役に立てば幸いです。
→ 屋根の悪質商法にはご用心!
→ 屋根施工業者の賢い選び方
→ 屋根施工業者選定時のお願い
→ 悪質な屋根リフォーム業者対策について
→ 屋根に関する悪質商法(訪問販売)について



