「スローリーディング」が合格力を伸ばす理由 ~ タイパ時代だからこそ~

角野裕美

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テーマ:大学入試小論文対策

オフィスカタリストの角野裕美(カドノヒロミ)です( ..)φ

「スローリーディング」が合格力を伸ばす理由


コピロットより屋外読書画像

1. タイパ重視の落とし穴


近年、受験生の学習スタイルは大きく変化しました。

YouTubeの解説動画やSNSの要約投稿で、
短時間で知識を得られる「タイパ(タイムパフォーマンス)」重視の学びが
主流になっています。

どうしても大学入試の小論文対策というと、
多くの受験生は「とにかく書く練習を重ねる」ことを思い浮かべます。

もちろん書くことは重要ですが、その前に「読む」ことに時間をかけると、
文章力は格段に伸びます。
特に、過去問の小論文をじっくり読むことは、
良質な文章の構造や論理展開を体で覚える近道だから、です。

速く情報を得るだけでは、不足することがある、ということ。

2. スローリーディングとは何か


作家・平野啓一郎さんの著書『本の読み方 スロー・リーディングのすすめ』
でも提唱されているスローリーディングは、
単に「ゆっくり読む」ことではありません。

一文一文を丁寧に味わい、
背景や意図を考えながら読むことで、
文章の奥行きや論理構造を理解する読書法です。

3. スローリーディングが伸ばす3つの力


読解力:筆者の意図や論理展開を正確に把握できる

批判的思考力:「本当にそうか?」と問い直す習慣が身につく

表現力:読んだ内容を自分の言葉で再構築できる

これらは大学入試小論文だけでなく、社会に出てからも役立つ一生もののスキルです。

4. 受験生が実践すべきスローリーディングの方法


○過去問の課題文を精読し、キーワードとなる重要な語句に線を引く
○語句や背景を調べ、理解を深める
○要約と自分の意見を必ず書き出す
○読んだ内容を他者に説明する(アウトプットで定着)


5. タイパとスローのバランスを
タイパ重視の学びは、知識の入口として有効です。

しかし、合格を決めるのは「深く考えた経験の量」です。
動画や要約で得た知識を、スローリーディングで深める

――この二段構えが、現代の受験戦略において最も効果的です。

このプロセスは一見遠回りに見えますが、最終的には合格への最短ルートになります。

まとめ


スローリーディングは、受験勉強の「質」を高め、
将来のキャリアにも直結する力を育てます。

タイパ時代だからこそ、あえて時間をかけて読む習慣を取り入れてみてください。
確かに、「多く読み、多く考え、多く書く」ことが文章力向上の秘訣ではあります。
ただ、早くなんとなくわかったつもりで読み飛ばすことは、望ましく無いということ。

文章読解力を上げ、あなたの合格力を。そして、 
文章力向上にて、人生の可能性を大きく広げてまいりましょう!


コピロットより教室の生徒
あなたの未来を共に創る 
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心を込めて。  ( ..)φhiromi KADONO

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専門家

角野裕美(講師)

Office Catalyst(オフィス・カタリスト)

様々な職業体験と予備校講師の実践を基にカウンセリングを行い、個別の要望に沿って指導。総合型・推薦入試で必須の志望理由や自己推薦の書き方、小論文・面接対策を受験生だけでなく保護者にもアドバイスが出来る。

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