【小論文過去問から読み解こう】大学入試小論文・文学部出題事例~「細かな設問のしばりに対応するには?」~
オフィスカタリストの角野裕美(カドノヒロミ)です( ..)φ
目次
なぜ「異文化理解」はずっと出題され続けているのか?
「異文化理解」はここ20年にわたり大学入試小論文で頻出テーマの一つであり、
特に国際系学部(国際関係学部・外国語学部・教養学部)、
教育学部、
看護・福祉系学部などで安定的に出題され続けています。
その上で、出題の本質や問い方は時代とともに確実に変化しています。
今回はその辺りをご一緒に、考え捉えてまいりましょう。
理由を以下のように挙げてみますね。
① 大学での学び・実践に直結するテーマだから
•教育、看護、福祉、ビジネスなど、どの分野でも**多様性への対応(ダイバーシティ)**が求められており、
•国際交流や留学生対応、地域共生、多文化協働など、大学での実学やPBL(課題解決型学習)にも直結。
② 受験生の価値観・視野・論理性を測るのに適しているから
•「異文化をどう捉えるか」という問いは、自分の価値観と他者理解を問う哲学的なテーマでもあり、
•同時に具体的な事例(宗教・言語・生活習慣・マナー・表現など)とつなげて論理的に展開する力が求められる。
③ 現代社会における「対立・摩擦・共存」の象徴テーマだから
•単なる国際交流のみならず、移民・難民・観光公害・国際政治の摩擦など、現実の社会問題として考えるべき重要性が高いから。
20年間での「出題傾向の変化」をみると…!

特に最近では、
•日本社会の中の多文化性(外国人労働者・在日外国人の子どもたち)
•“文化の違い”では済まされない構造的不平等(例:技能実習制度と人権)
•「無関心」「無理解」自体が生む問題(SNS上の偏見やデマ)
などが出題背景として強調されつつあります。
長くなりましたので、
其の1は、ここまでといたしましょうか。
続きは、其の2にて、どうぞ宜しくお願いいたします。
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