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手際よく丁寧な作業で、顧客から“はなまる”がもらえる庭に仕上げる

高い機動力でリードタイム短縮、顧客を待たせない造園の専門家

山下健太

山下健太 やましたけんた
山下健太 やましたけんた

#chapter1

木々の特性を把握したスタッフが、住宅や店舗、公共施設などの庭をメンテナンス

 見る人の心を和ませてくれる緑豊かな植栽はケアが肝心。放っておくと、落ち葉や果実が飛散して近隣トラブルの原因となるほか、ハチなどの不快害虫が巣を作ることもあります。
 また季節によって切ってよい木、悪い木があり、知識のない人が手入れをすると樹勢を弱める要因にもなります。

 「当方は30人以上のスタッフをそろえ、年間約3500件の案件をこなしています。いずれのメンバーも実務を通じて木々の特性をしっかり把握しており、それぞれの樹木に必要な対策を講じます」

 そう話すのは、大阪府東大阪市に拠点を構える「ジェネシス」の代表・山下健太さん。住宅や店舗、公共施設などの庭の管理やメンテナンスを行う「はなまる造園」を運営。近畿地方を中心に、フランチャイズを含め10店舗以上を構えています。

 顧客を待たせないことも強みとする山下さん。夏本番を前にした6月や、紅葉が終わった11月、12月は業界の繁忙期で、申し込みから見積もり、施工に至るまで2、3週間かかる場合も。依頼が集中する時期でも、迅速に対応できるのが特長だと言います。
 「若い職人が数多く在籍しているため機動力があります。さらに円滑なチームプレーで効率よく作業を進めることで、着工から完工までの“リードタイム”を短くできると自負しています」

 スピード感だけでなく、入念なヒアリングにより、顧客と仕上がりのイメージを共有することも大切にしています。
 「心掛けているのは、お客さまに満足していただくこと。お客さま第一主義を貫き、店名通り“はなまる”がいただける完成度を目指します」

#chapter2

生け垣や植木の剪定、草刈りに加え、ロープワークによる高木の伐採にも対応

 山下さんのもとには、大阪をはじめ関西全域から引き合いがあり、リピーターを中心に実績を上げています。最近は、同業者が高齢化により閉業し、「お願いしていた先がなくなった」と、マイホームのあるじから頼りにされることも少なくないそうです。
 
 「お家まわりに配置されている生け垣や、シンボルツリーといった植木の樹形を整えたり、敷地内の草刈りをしたり、庭の美観を保つさまざまなメニューをご利用いただいております。低木だけでなく、20メートルを超す高木も、ロープワークにより無駄な枝葉を落とすことができます」

 一戸建てだけでなく、マンションやコンビニエンスストアに施された植え込みの剪定や除草の要望も多いとか。
 「現地では、公共スペースの通行を規制しますから、何事も手際よく行うようにています。作業車の停止位置や騒音など、住人や近隣の方にご迷惑を掛けないように気を配るべきポイントがたくさんあって、神経を使いますね」

 近年は遊休地に太陽光発電システムを設置するケースも増え、空き地にそびえたマツやスギも伐採。業務を終えた後はアンケートに回答してもらっているそうで、「高い木でもいとも簡単に切ってすごい」「思った通りの庭になった」などの感想が寄せられているとか。

 「多いときだと1日4、5件現場を回る私たち。どの職業よりもお客さまからの感謝の言葉を多く受けていると感じています。行く先々で言われる『ありがとう』が私たちの糧になっていますね」

山下健太 やましたけんた

#chapter3

対応エリアを広げるべく東海地方にも進出、今後は全国展開を目指す

 元々はインターネット回線の販売業に就いていたという山下さん。自分からセールスを掛けるのではなく、顧客からオファーを受ける働き方がしたいという気持ちが強くなり、2018年に当時の同僚と独立。当初は、個人宅の庭などに人工芝を敷くフランチャイズに加盟しました。

 「ふたを開けてみるとニーズは全くありませんでした。運営本部が顧客を紹介するという約束でしたが、それもなかったのです。食べていくために何とかしなければと、自前で草刈りを請け負うことにして、訪れた先で人工芝の敷設を提案していました」

 客先に赴くうちに「雑草の処理だけでなく、庭づくりにチャレンジしたい」との思いが芽生え、一念発起。剪定や伐採の勉強を重ね、2019年にはなまる造園を立ち上げました。

 山下さんは、趣味で所属する東大阪市の社会人サッカーチーム「東大阪FC」のチームメートに声を掛けるなどして職人を集め、少しずつ事業を拡大していきました。
 「仲間たちは私と同じ世代で、30代を目前に自分のキャリアや行く末について考えている時期でした。一緒にやろうと誘ったところ、『ぜひ体験させてほしい』『お客さまに喜ばれる仕事がしたい』など、反響は想定以上に大きかったですね」

 2023年は東海地方に初進出。三重県四日市市に直営店を、愛知県名古屋市にフランチャイズ店舗を開設しました。
 「今後さらにエリアを広げ、ゆくゆくは全国展開をしたい」と意欲を見せる山下さん。仲間とともに汗を流す日々は続きます。

(取材年月:2023年6月)

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専門家プロフィール

山下健太

高い機動力でリードタイム短縮、顧客を待たせない造園の専門家

山下健太プロ

造園業

はなまる造園

年間3500件の豊富な作業実績を誇る造園会社。木々の特性を把握し、適切なケアを施せるスキルを身に付けた職人が数多く在籍し、チームワークを発揮して、申し込みから施工に至るまで素早く対応します。

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