野口龍二プロのご紹介
「eスポーツ×就労支援」で、障がいのある人が働く場を広げたい(1/3)
eスポーツを活用した就労継続支援B型事業所「メタゲーム」を展開
障がい福祉事業に特化した支援を行う「行政書士さくら総合法務事務所」代表の野口龍二さん。行政書士として許認可申請や書類作成を手掛ける一方で、福祉事業所の経営者としての顔も持ちます。
グループ企業「わーくぷらす」が運営するのは、障がいがあり、一般企業で働くことに不安がある人を対象にした就労継続支援事業所。特性や体調に合わせて自分のペースで就労訓練や作業に取り組め、雇用契約を結ぶA型と、雇用契約を結ばないB型の2種類があります。
2022年から立ち上げたのが、就労継続支援B型事業所「META GAME(メタゲーム)」です。オンラインゲームでの対戦をスポーツ競技とする「eスポーツ」を取り入れ、利用者はパソコンでの作業や、動画編集、アニメーション制作などに携わります。
「社会に出たい気持ちがあっても、その一歩を踏み出すことが難しい方は多いです。eスポーツは、障がいの有無や年齢・性別の垣根なく、個性や力を発揮でき、近年注目されています。『ゲームが好き』『デジタル機器に触ってみたい』など、少しの興味が社会とつながる大きなきっかけになります」
野口さんのもとでは、メタゲームのフランチャイズ展開を進めています。グループ企業の「インフェライズ」を本部として、加盟事業所をサポートします。
「大阪市内や首都圏で直営している事業所は、いずれも定員が埋まっており、ニーズは高いといえるでしょう。すでに開業準備を進めている事業所もありますので、これから各地で広げていきたいですね」
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