コミュニケーション力で将来の可能性を広げる、英語を軸とした進学塾（3/3）

生徒が英語を効率的に学べるよう、教師向けのオンラインセミナーも開催

　「塾名の『プランツ』は、知人が経営していた喫茶店の名前です。始めたばかりの頃は店の一角を借りていました。せっかくですので店名もお借りしたのです」と笑顔を見せる青木さん。

　朗らかな人柄と指導力が評判を呼び、生徒数は順調に伸びていきましたが、2020年に始まったコロナ禍によって、一時90名ほどいた生徒は半分に減少しました。「厳しい状況でしたが、オンライン授業が一般的になり、場所を問わず生徒とつながれるようになりました。今後は、沖縄県に住む中高生だけでなく日本全国の生徒の学習を支えたいですね」

　個々の力を伸ばす青木さんのもとには、「語学を磨き、将来は外交官になりたい」「好きな洋楽や洋画の意味が分かるようになった」という生徒が集います。「以前は、難関大学の合格者をどれだけ輩出できたか、英検やTOEICでどれだけ点数を上げられたかに一喜一憂していましたが、今は若い世代の挑戦を応援したい気持ちでいっぱいです。英語力が備われば世界中の人と交流し、異文化への理解を深めることができます。私自身、英語が使えたおかげでどれだけ得難い経験をできたか分かりません」

　多様な人たちとコミュニケーションする楽しさを伝えたいと、2021年からは日本人の英語教師に向けてオンラインセミナーも始めました。「英語教授法をテーマに、私がこれまでに培ってきたノウハウをお伝えしています。先生への指導を通じて、英語を効率的に学べる生徒を増やしたいと考えています」

（取材年月：2023年12月）

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