ジュエリー職人になりたい方、職人としてのスキルを上げたい方へ
皆さん、ご覧いただきましてありがとうございます。
JewelrySalonPlanetの店長ヒロセです。
沖縄でジュエリー職人になりたいとお考えの方々は、沢山いると思います。
以前は、よく「職人になりたいのですが、雇ってもらえませんか?」と言う方がいらしてました。
最近は全く募集をしていないので、来なくなりましたが。。。
この記事を書こうと思ったのは、先日の記事に書いたのですが、技術と言うものを人のために継承したい。
役に立てたい。と考えたからです。
先日の記事http://mbp-japan.com/okinawa/planet/column/456/
最近ジュエリーの修理を受けるようになったのもそういう観点もありました。
職人として技術を持って、ジュエリーで困っている方がいるのでしたら、何が何でも役に立ちたいです。
ジュエリーの修理は正直大変ではあります。
自分で作ったものではないので、どうなっているか、どこに気をつけるべきかなどが、わかりずらい。
また新品を作るよりも必ず制限や兼ね合いが出て来る。
物をつくるには順序があります。これはジュエリーだけでなく、何でもそうです。
車だって、外側のボディーを作って、それからそのボディーの中でエンジンや内装を作れと言われたら、それは大変だし出来ないことまで生まれてしまうほどのことになります。
だから、パーツパーツで作ってから組み立てます。この組み立っているものの一部を直すのが修理なので、どうしても大変だし労力が0からつくるときよりもかかってきます。この手間をかけるという心を含めて、何かを生み出すことが技術だと思います。
皆さん何か形を作ることが技術だと思っている方が多いと思いますが、(最初は自分もそうでした)やっていくうちに解るものなんです。でもそこで、面倒くさいこととして断ってしまったら、技術はそこまでしか向上しません。そこが大変なのかもしれません。
職人になる最初の一年は、この心の基礎をつけるために皆さん苦労をすると思います。それは、それまでにしてきた、物事の判断の基準とは全く違う基準をしなければならないし、できる様にならなければならないからです。
簡単に言うと、何でも良いのですが机の上にあるものが、今までは1mmずれていたらずれているから駄目!と言えたものを、0.1mmずれていたら駄目!、に変えなければいけない感じです。1mmでも意識をかなり持っていないと気付けもしないのに、0.1mmのズレを見分けて、ずれない様にしなければいけないんです。
今まで自分の脳みそにそんな指令を送ったことがないので、最初なかなかできない方が多いと思います。
でも出来るようになります。それが普通になれば、何てことないことです。人間の能力としては標準装備されていることだと思います。でも興味がないと、やっぱり心が拒否をしてしまうので難しいと思います。それが職人になるのが難しいと言っている大きな要因だと思います。でも楽しければ、その細かさは普通に楽しいことになれます。この記事を今読んだ瞬間に、ワクワクしたら平気だと思います。
技術職に頑張ることなどありません。同じことをたくさんやれば、勝手に上手になるし、そこに色々な意識を教えてもらった上で同じ量をこなせば、もっとうまくなるだけです。ある程度つくるだけなら、興味あれば誰でも簡単になれます。
でもそれでは職人にはなれないですし、食べていけません。仕事になりません。趣味で人様からお金をいただき続けるなんてできるわけないですよね。だから技術を磨くんです。
大分話がそれましたが、沖縄で職人になる方法があるのか?正直今現在の環境で、私が見て職人になれる様な環境はありません。ジュエリーの専門学校や教室では、職人にはなれません。残念ながらここは断言できます。その職業でも同じことです。
私も多少教えてはきましたが、なかなか難しかったです。
その中で色々と考え、私なりに反省してきました。それでも職人を育ててみたいと言う思いはとても強くあります。
私の持っている全ての技術を教えてあげたいですし、是非盗んで欲しい。盗めtれば、今の業界から見ても、絶対と言っていいほど食べていけるだけの需要があります。
ただ普通ではそうはなれません。それは脅しているわけでもなく、本来ジュエリーの業界は分業制なのに、それが沖縄には成り立っていないから身についた部分が多いので、はじめから環境的にはかなりリスクがあるからです。私自身はそのお陰で、普通見につかないことが身についたので、今では感謝しかありません。その分最初は大変ではありますが、多くのことが見えたお陰で、特殊なわけではないですが、今までにない技術というか進め方が身につくことで、速度も変わることが出来ることを知ったからです。話が飛んでばかりで申し訳ありませんが、技術と言うのは「速さ」がかなり必要で重要な要素です。つくるのが好きで上手だけど、手が遅い人は職人としてやっていくのは結構難しいです。アーティストや作家のような動きなら平気ですが、そうでない場合は絶対的に速度が必要です。その速さを身につけるための、今までとは違ったアプローチの仕方が私に身についた大きな財産なんです。
とってもありがたいことに、人はやったらやった分ちゃんと帰ってくるもののようです。ですから頑張らなくていいので、楽しみながら、がむしゃらにやれば基礎は身についてきます。(ここでは、一人でただやると言うことではなく、ちゃんと指導の下にがむしゃらにやったらという意味です。)
本当に職人になりたい方。全てお教えします。必ず技術を見つけて差し上げたいと思っております。
そのための労力は惜しみません。ある種、逆にしつこいぐらいかもしれません。
職人として食べていけるようにする前提でしかお教えいたしません。ですから、勉強ではありません。プロになるために、身につけていただく。そのためのフルサポートをする。という意味です。
ですがそこには条件があります。食べていけるようにするためにお教えしますし、むしろ出来るようになればなるほど、すぐに当店の仕事を供給させていただきます。そうすることで、すぐに稼ぐことが出来るシステムになっています。
そこに至る最短の方法を取るために、授業料をいただくことと、ご自分の家に作業場を設けることが条件になります。
その理由は、授業料をいただくことで教える側が労力を惜しみなく使える。技術を身につけていく中で、きちんとした工賃で仕事を提供していける。そのほうが結果的に稼げる。その上で例えば当店の専属になることも可能性もありますし、それこそそのときのほうが稼げる体制で受け入れることが出来ます。
もう一つ大きい理由は、最初の数年はどうしても“時間が必要”になるからです。少しでも早く身につけるためには、物を作るために触る時間が多ければ多いほど、早く身につきます。そのために、今の生活のリズムや環境に左右されることなく作業できる環境が必要だからです。
これらを総合して、この二つの条件を満たしていただける方に、技術をお教えしたいと考えております。
具体的な内容は改めてお伝えします。
疑問や質問にも何でもお応えいたします。
もしご興味がありましたら、遠慮なくご相談下さい。
098-863-3400
廣瀬 健太郎