【乗用車編】車を売却する時に必要な書類とは?
車を売りたい人の為の話#6
中古車売買を巡るトラブルが発生
先日、こんな動画がYouTubeにアップされていました。
中古車の買取を生業とする者として腹立たしいのはもちろんですが、正直なところ「起こるべくして起こったのかもしれない」という思いもあります。
そもそも車の一括査定サイトって何?
例えば皆さんが今、車の売却を検討しているとして、最低でも3社くらいは回ってみようと思うけど、いかんせん時間と手間がかかりますよね?
社名は出しませんが、根負け(=売買契約書にサイン)するまで帰してくれない会社もチラホラあるみたいですし、複数社回る為に貴重な休日の時間を使い果たしてしまうかも?
それを解決するべく登場したサービスが「一括査定サイト(以下同サイト)」と呼ばれるもの。
同サイトに皆さんの個人情報(氏名・住所・電話番号)と、売却を検討している車の情報(車種名・車台番号・年式・走行距離など)を登録すると、同サイトの加盟店(中古車買取店)にそれらの情報が流れて、加盟店が直接皆さんに連絡をして取引をする事が可能になるという仕組み。
加盟店の査定担当者が自宅や職場など、皆さんが指定する場所まで来てくれる(=わざわざ出向く必要が無い)というメリットがある一方、同サイトに情報を登録した直後から電話営業が鳴り止まないというというデメリットもあり、これに関しては評価が分かれます。
一括査定サイトの役割とは?
近年流行りのマッチングアプリと同じで、主な役割は「出会いの場を提供する事」です。
車を1円でも高く売りたい人と、その車を買い取る事に対して意思表示をする中古車買取店。
両者の出会いの場を提供する事が同サイトの役割になるわけですが、今回YouTubeに取り上げられていた事例で問題視されているのは「マッチング後は自己責任である」という点です。
繰り返しになりますが、同サイトの役割はあくまで「出会いの場を提供する事」なので、出会った後に万が一トラブルが発生した場合は「当事者間で解決して下さいね」というのは、同サイトを運営する会社側の意見。
あくまで自己責任という考え方のようですが、果たして、今回被害に遭った方は同サイトを運営する会社に対して責任を問う事は可能なのでしょうか。
一括査定サイトの落とし穴?
とある有名な同サイトのウェブサイトを確認したところ、加盟店になる為に提出を義務付けられているものは、中古車買取店を運営する事業者の運転免許証と古物商許可証のみ。
要するにほとんどの中古車買取店が「お金さえ払えば加盟店になれる」という事になります。
確かに、加盟店になる為のハードルを高く設定し過ぎると加盟店が集まらなくなり、そもそもの役割(=出会いの場を提供する事)を果たす事が出来なくなってしまいます。
とは言え低く設定し過ぎると無法地帯化してしまうから、最低でも事業者の身分を証明するもの(運転免許証)と事業の許可証(古物商許可証)の提出を義務付けたと思うんですね。
結果的にはハードルがそこまで高くない事で悪さを企む事業者が紛れ込み、今回YouTubeに取り上げられていた事例はその一部なんじゃないかなと思うのです。
でもやっぱり最後は自己責任
結局はこれに尽きます。
知名度がある同サイトだからという理由で信用し、今の今まで他人だった見ず知らずの者を自宅に呼び、大切な車を査定してもらい、口頭で売買契約を交わし、タイムラグがある支払期日を受け入れ、相手側が言った事を鵜呑みにし、重要な書類と車を引き渡した。
インタビューを受けていたのは被害者だしちょっと酷だけど…自己責任です。
金銭のやり取りをする会社の実態を、絶対に自分の目で確かめましょう。
そして、タイムラグがある支払期日には断固NO!!!絶対に受け入れない!!!
その場で現金で受け取るか、最低でも3日以内じゃないとおかしい(ちなみに当社は即日振込)。
どんなに魅力的な条件を提示されても、タイムラグがある支払期日を提示してきた場合は、断るという勇気も必要だと思います。
また、これ関しては完全に別件ですが、売買契約を締結した後に発覚した瑕疵(かし)として車の状態に難癖を付けて(エンジンの調子が悪いとか、エアコンが効かなくなるとか、過去に板金塗装された形跡が見つかったとか)、値下げ交渉をする為に支払期日にタイムラグを設ける中古車買取店もあるようなので要注意です。
車に罪は無い
大切な愛車を巡る金銭トラブルはあまりに後味が悪過ぎる。
それでも確実に言える事は「車に罪は無い」という事。
愛車の未来を託す先を、安易に決めていいんですか?
多少の手間と時間をかけても「この人に任せたい!」という人を探しませんか?
当社の屋号は【南の島の愛車買取センター】です。
これまで数多くのお客様から「稲福さんにお願いして良かった」と言われてきました。
自慢じゃないけど(嘘、やっぱり自慢笑)、沖縄県内で中古車の買取を生業とする事業者で、僕ほどこの言葉を頂いている人間はそんなにいないんじゃないかな~と思っています。
それくらい頻繁に言われます。もう一度言いますが、これは自慢です(笑)
皆さんの愛車を、そして皆さんの愛車に対する想いを、全部ひっくるめてお預かりします。
いつでもご連絡下さい。