親子の触れ合いを通じて五感を育む育児プログラムで、子どもの健やかな成長をサポート（2/3）

3人の娘を育てた経験をもとに、食育講座では無理なく実践できる方法も伝授める

　3人の娘を育てた経験が、玉城さんの活動の原点。「5感育タッチケア」は、長女の出産後に始めたベビーマッサージがきっかけでした。体をやさしくなでてほぐすことで寝つきがよく、夜泣きをすることもなかったそう。

　「人は、安らぎや愛情を感じた時にオキシトシンという幸せホルモンを分泌します。抱っこして声を掛けたりすることで赤ちゃんは安心感を覚え、母親のストレスも和らぎます。ベビー期だけでなくスキンシップを続けることで絆が深まり、大きくなっても肌感覚で気持ちがつながります」

　「食育講座」は対面とオンラインで実施し、全国から受講可能。子どもが野菜好きになるよう、味覚が発達する離乳食の時期を重要視しています。
　「おかゆの次にピーマンやブロッコリーをペーストにしたものをあげ、乳幼児の時から緑色の野菜に視覚的にも慣れされていくことを推奨しています」

　農薬や遺伝子組み換え、添加物も意識し、食材の選び方や簡単に作れるオリジナル調味料のレシピを伝授し、栄養素や生活習慣についても指導。無理なく実践できるよう、手間を減らすためのまとめ買いや作り置き、タイムマネジメントの方法まで伝えるとか。
　「子育てを人に頼れない私ができているので、忙しい方にもおすすめで『面倒だった料理が楽しくなった』『お総菜を買うより経済的』と好評です」

　薬アレルギーを発症したことで食に興味を持ち、数々の文献や講座で知見を深めた玉城さん。食品研究家にも弟子入りし、20年以上かけて独自のメソッドを構築しました。

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