断られるのには理由があります
こんにちは。
足と靴のフットライト.梶田です。
今回は、「何でも値上がりしているこのご時世、少しでもお得な情報が知りたいな」という方にとっては朗報かもしれないお話です。
この話、一般の方でも知っている人は昔から知っている話なのですが、靴修理業界では大人の事情で触れることのない部分なので、知らなかった人はこれからもずっと知らずにいたかもしれない話でもあるんですよ。
さて、靴のかかとが減ってきたり靴底が全体的に摩耗してきたとき、とりあえず思い浮かべるのは「靴修理屋に持って行って直してもらう」方法だと思います。
ところが、靴を製造・販売している業者によっては、自社内で修理を行っている例もあるんです。
しかもこれまた意外なことに、街の修理屋よりも修理費用は安かったりする場合も多いんですよ。
例えばで言いますと、あのリーガル社は自社内に修理専門部署を構えていますし、ビルケンシュトックの輸入商社も各々修理窓口を持っています。
この様な自社商品の修理を受けてくれる業者に修理依頼をすると、修理する靴に合った靴型を入れて修理作業をしてくれますので、変な履き癖の付いた靴も修正されて、靴修理店で行った修理と比べると購入時に近い仕上がりで戻ってきます。
しかも純正部品で直してくれて、内容によっては街の靴修理店より安かったりするんです。
ちょっと驚きですよね。
ちなみに既にお解かりの様に、下手すると最も儲かる部類の修理をメーカー等に取られてしまうかもという脅威もあり、どの靴修理店でも触れてはならない(紹介してはならない)部分なので、知らない一般消費者は一生知らずに終わっていたかも、という話なのでした・・・
もちろんですが、メーカー修理と比べて高い修理費用を取る修理店でも、その靴修理店にしかない技術力や、修理後のサポートが充実している等といった、メーカー修理にはない何かのプラスポイントがついてメーカー修理より高い修理額になっているということもありますので、お客さんご自身で色々比べてみた上でご判断いただければと思います。