【うまく維持されているみなし墓地例】続・全く大手メディアが報じない墓じまいの実態【岡山田舎版シリーズ】

お参り先で「どうやったらお経を覚えられますか?」とか「お坊さんはお経を覚えていてすごいですね」と言われることがありますが…
そこで有名なお経『般若心経』について、私が思う暗記法を「5つのステップ」でお話し致します。
私が思う…ですのであくまで「朝日寺メソッド」としてご参考程度にお願いします。
もくじ
・覚えるための心得
・ステップ1~5
・最後に伝えたいこと
覚えるための心得
般若心経は漢字約260文字(宗派により少し違う場合も)で構成されていますがこれを覚えるにあたって、まずは「『覚えよう』という意識は一切持たないようにしましょう!!」
「ん…!?」と思われるかもしれませんが、「1日〇文字ずつ暗記」のような覚え方をするお坊さんはまず居ません。したところでたぶん挫折します。
つまり赤ちゃんが言葉を覚える感じで、何度も聞いたり声に出したりしているうちに「いつの間にか覚えた」方が大半かと思います。
道場缶詰の修行僧と違い、決まった生活時間の中で一般在家の方ができる方法を私なりに考えました。ぜひ実践してみてください。
きっといつかお唱えできるようになります。
ステップ1
まずはインターネットに上がっている音声・動画やCDを流しながら、般若心経(よみがな付)の経典を手にして一緒に「声に出して」みてください。
(経典は何かをコピーしたものでも構いません)
どんなにスロー再生でもよいですし、途中どんなに詰まっても間違えてもよいです。お坊さんも皆初めはそうです。やはり目で追うだけよりも声に出してみてほしいです。
毎週〇曜日に7回やるよりも1日1回ずつのほうが絶対良いです。少しずつでよいので続けることを心掛けてください。(※これはステップ2以降にも共通する重要事項です)
「詰まったり間違えたりせず声を出せる」「ペースを速めてもついていける」「自信を持って声を出せる」ようになったら次のステップへ移ってください。
(参考までに私の般若心経はこちら↓の動画の3分28秒から
と、こちら↓の動画の2分5秒から入っておりますのでご参考までに)
(後者のほうが少し速いです/いずれもチャプター有ります)
ステップ2
次は「自分だけでお唱え」してみてください。
これもどんなにゆっくりでも構いません。1がしっかり積まれていれば唱えられると思います。
やっていくうちに一人でスラスラ流れるように声が出せるようになれればOKです。
どうしても詰まりや読み間違いが減らない場合は「三歩進んで二歩下がる」ということで再び1を積み重ねてください。ステップアップは時間の問題ですので決して投げ出さないでください。全然大丈夫です。
ステップ3
次は「漢字だけ見てお唱え」してください。
上の写真のように「よみがなの書かれていない経典」があります。
2がしっかりできていれば、何となく発音ができるはずです。
自信がなければ、よみがな付きの経典で「漢字と仮名を行ったり来たり」で読むのもアリだと思います。徐々に2から3へシフトできればOKです。
漢字のみでもスラスラとお唱えができる時が必ず来ます。そうなれたら次のステップです。
「漢字を見ても全然音が出て来ない」ようであれば2に戻って唱え込んでみてください。再度ですが、大丈夫ですので決して諦めないようにお願します。
ステップ4
正直なところ、ここの段差が(他よりは)大きいかもしれません。
次は「音声に合わせて何も見ずに」声を出してみてください。
経典を見なくても“先達”に合わせて声が出せたならもうゴール目前です。
「あやふや」だったり「まだら」であれば2・3・4を行ったり来たりで繰り返せばよいかと思います。これも、やっているうちにいつの間にか気付けばできる時が来ますのでご安心ください。
ステップ5
いよいよ最後です。
『何も見ず一人でお唱えしてみてください』
プレッシャーを感じることなく気楽にやってみてください。(※最後に余談有り)
4までがしっかりできていれば、きっと声が出て来ると思います。
一人でスラスラお唱えできるようになれば、覚えられている状態です。
お疲れさまでした。結願(けちがん)おめでとうございます!! でもせっかく覚えても続けなければ段々忘れてしまいます。ここが新たなスタートだと思って続けてください。そして役立ててください。
最後に伝えたいこと
何度か申しましたが、「一気に詰め込む」ではなく「少しずつを日々続ける」ことが肝心です。1日あたりの練習量が多いと途中で止めてしまいかねないと思います。ぼちぼちと「継続は力なり」です。「『覚えよう』という気持ちは一切捨てて」お花の水やりやペットの散歩のように日課として日々過ごしてみてください。
あと、「般若心経の意味を知ってからのほうが覚えやすいのか」それとも「意味は後からでよいのか」ですが、私は完全に後者だったので何ともお答えできません…。
※プレッシャーのお話ですが…
誰も居ない一人の空間ならできることが、誰かが居るとプレッシャーになってできないということは何事でもあると思います。お坊さんも人間ですから同じことです。
私がもし「5万人の大観衆の中でやってください」なんて言われたら絶対無理ですね。緊張して言葉が飛びそうです…汗、、笑
【定期】今回も最後までご覧くださり誠にありがとうございました。



