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【CMでもおなじみ】葬儀紹介業者の仕組み【予習】

若松慶隆

若松慶隆

全国の葬儀会館や葬儀のプランなどを全てセットで手配してくれる便利な紹介業者。近年台頭が著しく広告もよく目にするようになりました。

ただしその仕組みはあまり知られていないと思うので、なるべく私情は挟まずに、その仕組みや今まで見聞きした経験談を知って頂き、どう思うかはお読み下さった方次第にして頂けたらと思います。

もくじ
➀大まかな仕組み
➁葬儀会館にとって
③顧客にとって
➃僧侶にとって


➀大まかな仕組み
・まずX社という業者を通してAという葬儀会館を手配(AはXに加盟)
・(例)30万円プランを手配
・A会館はそれに見合った内容で葬儀遂行
・X社は仲介するマージンで経営している
というのがビジネスの流れです。

➁葬儀会館にとって
全国各地の葬儀会館としては、メリット(仕事が増える等)とデメリット(“締め付け感”等)があり、Xに加盟すべきか否かは見解が分かれているようです。
「こういった業者が伸びている中で加盟する方がメリット大」という声も聞きましたし、「お客様だけでなくXからの目(お客様アンケートの会社もあり)も気にしないといけない」という声も聞いたことがあります。

③顧客にとって
安さ・高品質さ・便利さを全て同時に満たすものはそもそも世の中に存在し得ないと思っております。
・X社を通じてA会館で葬儀を行う事
・直接A会館と見積もり交渉をして葬儀を行う事
のどちらが低予算で済むか、楽に済むか、思い通りに出来るか、は何とも言えません。
自分にとって“コスパ”や“タイパ”はどちらの方が良いか。
ひとつだけの情報に流されず、納得のいくように考えて頂ければと思います。


➃僧侶にとって
特に関係も影響もありません。
業者を通しているかどうか分かる場合も分からない場合もありますので。
ただ喪家の方にとっても葬儀会館の方にとっても、導師の立ち振る舞いがお葬式全体の心象に影響するかもしれないので、より気を引き締めていきたいと思います。

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若松慶隆
専門家

若松慶隆(住職)

朝日寺

元銀行員という異色の経歴を持つ住職。多様な価値観でそれぞれの家庭事情に真摯に向き合い葬式や法事などを執り行う。寺の歴史や伝統行事などをHPやSNSで情報発信し、檀家外の人も集う開かれた寺を目指す。

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