上場企業の早期退職募集が増えているわけ
メジャーリーガー大谷翔平選手の通訳水原一平氏の衝撃的な解雇通告のニュースに
ショックを受けている日本人の方は少なくないのではないでしょうか?
誰の目から見ても、あれほど大谷さんの夢実現のために
献身的なサポートで進んできたようにしか見えなかった
水原氏の裏切りのような行為に私自身も大きな衝撃を受けました。
(まだ真実が明らかではないので、決めつけるわけにはいきませんが)
全幅の信頼を寄せていた方からの裏切り。
経営者の中にはそんな経験を持つ方も少なくないことでしょう。
私は、優れた経営者・リーダーには「参謀」が必要だと思っています。
私の意味する「参謀」とは、経営者のサポートをするいわば右腕やNO.2と呼ばれる存在で
経営者に耳の痛いことであっても必要であれば進言することのできる人です。
今回の大谷選手にとっては、水原氏はまさにその「参謀」に近い人だったと思われます。
そんな存在から裏切られないために、どうしたらよいのか。
私はやはりお互いのために、第三の目を用意することだと思います。
第三の目は、会社の規模や方針によってやり方は異なりますが、
例えば、弁護士や公認会計士、経営コンサルやエグゼクティブコーチなど、外部の人の目を常に入れる。
あるいは、社内の取締役、あるいは社外取締役にも情報共有するなどして、
参謀だけに全ての情報や権限を与えるのではなく、リスクを分散させることが必要なのです。
そうすることで、最も信頼する人からの裏切りが最初から起きないようにする、
あるいは、もし起こったとしても最小限の被害で防ぐことができます。
最も信頼する人のことを疑わないといけないのはとても悲しいことなので、
それが起きないために、最初からこういうシステムを入れておくことが大切です。
お互いにWin-Winであり続けるために。