日本一に導いた岡田監督のコミュニケーション術
本日、約34年ぶりに日経平均株価が最高値を更新しました。
ただどこも言っておりますが、34年前と日本の状況は全く異なり、
日本経済全体が盛り上がっているわけではなく、
ただ円安ドル高の影響で輸出企業の業績が上がり、
外国人訪日客の増加による日本国内消費が上がってきた影響と考えられています。
企業の行った値上げと賃上げの結果でもあると一部では報道されていますが、
まだまだ値上げばかりが先行して、賃上げからの消費拡大は感じられません。
外国人の多い観光地の物価だけが上がり、サービス業の方には恩恵はあるかもしれませんが、
一般の日本人には手の届かないほど高額になってしまっています。
今回の株価最高値更新は、日本国民には全く実感も恩恵もない状況です。
日本人が国内だけに留まっていて外国人旅行者が訪日しなければ、
特に問題はなかったかもしれません。
でもコロナ禍が終わり、円安効果も相まって、外国人は良質な日本のサービスや日本食、日本文化を
まさに彼らにとって「格安」な価格で楽しむことができるのです。
日本はなんと良い国でしょう!
おかしいとは思いませんか?
他国に比べても良質で素晴らしい日本のサービスがその価値に見合った金額をつけられていないのです。
先日、日本の名目GDPはドイツに抜かれ、世界第4位になりました。
日本の人口の約7割のドイツに抜かれたのです。
バブル崩壊後の30年間で、日本がどこを向いて仕事をしてきたのか、
どれだけ生産性が低いのかををまさに示していると思います。
目の前の課題だけを見て、ひたすら努力してきたのではないでしょうか?
過去の栄光に縋り、国内市場だけを見てきたのかと疑ってしまうほどです。
まさに鎖国状態だったのかと。
でもまだ挽回のチャンスは十分にあります。
もっと日本円の価値を上げていけばいいんです。
今まではやり方を間違っていただけです。
日本人の底力はまだまだこんなものではありません。
日本人にしかできない商品、品質、サービスはまだまだたくさん作り出せるはずです。
いえ違いますね。
日本人だけでなく多様性を尊重し、お互いをカバーし合い、さらに高め合って
今までにないものを最速で提案していきましょう!
やっぱり最後は「人」ですね。