女性活躍を進める手っ取り早い方法もありますが…。
日本の2023年の名目GDPがドイツに抜かれ、
4位に転落するのでは?というニュースが出ていました。
昨日、女性活躍推進に関わる方々との勉強会に出席して、
偶然にもこの話題が出ていたので、興味を持ってこのニュースを見ました。
ドイツはヨーロッパでも「男女平等」については後進国で、日本とタイプが似ています。
そのドイツが2015年に「女性クオータ法」を制定しました。
この法律は、大企業(108社)の監査役会において30%以上を女性にすること、
中企業(約3500社)では監査役会や管理職における女性比率を上げるために目標や取り組みを設定すること
などを定めたものです。
背景には「大卒の半数が女性なのに、管理職の大半が男性が独占しているのは明らかにおかしい」
との認識があったそうです。まさに、日本と同じ状況です。
これだけが原因ではないでしょうが、
ドイツのGDPは、2015年を機に急上昇中で日本をまさに追い抜こうとしています。
勉強会での話題はもう一つ。
「女性活躍推進は(将来的には)売上増につながる」と言うことです。
一時的にはコストがかかるかもしれませんが、
「女性が活躍する会社」=「女性が働きやすい会社」=「誰もが働きやすく活躍できる会社」なのです。
人財は集まり、売上は増え、利益も事業も拡大していきます。
なぜなら、女性が増えるとこれまでの男性だけに偏っていた考え方、仕組み、制度などが
育児中や家庭を持った女性にも対応できるように対応せざるを得ません。
それはひいては、女性だけでなく、男性にもどんな人にも該当する、働きやすさにつながるのです。
また、これまで男性だけのアイディアから、女性の視点が加わり、
今までにないアイディアが出たり、違った側面から気づくことなどが増えてきます。
違いを尊重し、個々の得意な部分を活かし、互いに助け合っていくことで、
結果は自然と出てきます。
これが多様性、つまりD&Iの真髄です。
人財不足に悩んでいる経営者の方。
売上が伸びないと悩んでいる経営者の方。
女性活躍推進の小さなところから始めてみてはいかがでしょう?
すぐには結果は出ませんが、やり続けることで必ず結果はついてきます。
私と一緒に考えてみませんか?