【首都直下地震】帰宅困難者840万人の衝撃|最も危険な「4都県」と今すぐやるべき備え

「今年の夏は"ただ暑いだけ"だと思っていませんか?」
ニュースで「エルニーニョ現象」という言葉を耳にして、「ああ、今年も暑くなるんだな」くらいに感じている方も多いかもしれません。
しかし2026年の夏は、少し事情が違うんです。
猛暑だけでなく、梅雨末期の豪雨・線状降水帯・強い台風という、いくつもの災害リスクが重なる可能性があります。
そして、九州はすでに梅雨入りしました。
四国・本州もまもなく梅雨入りの見込みで、これらの備えは「警報が出てから」では間に合いません。
九州・西日本にお住まいの方は"今すぐ"。それ以外の地域の方も"まもなくくる梅雨入り前"に、動き出すタイミングです。
目次
自己紹介

皆さん、こんにちは。HIRO防災BASEです。
私は大分県別府市の消防本部で約10年間勤務していました。 消防隊、はしご隊、救助隊などを経験し、平成28年熊本地震での災害活動や、大分県中津市の山崩れ、広島県の豪雨災害での捜索活動など、多くの大規模災害現場で活動してきました。
その経験をもとに、現在は「シンプルに考える防災」をテーマに、YouTubeやコラムで防災情報を発信しています。
特に豪雨や土砂災害の現場をいくつも見てきた立場として、今回のエルニーニョの話は"ただの気象ニュース"では終わらせたくない内容なんです。
では、解説していきますね!
そもそもエルニーニョ現象って?2026年夏の最新見通し

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域(日付変更線付近から南米沿岸)の海面水温が、平年より高い状態が1年程度続く現象のことです。
地球規模で大気の流れに影響し、日本の天候にも変化をもたらします。
気象庁が2026年5月12日に発表した最新の気象庁エルニーニョ監視速報によると、現在はエルニーニョもラニーニャも発生していない"平常の状態"とされています。
ただし、エルニーニョ現象時の特徴に近づきつつあり、夏までに発生する可能性は90%とかなり高い数字が出ているんです。
つまり「今年の夏、エルニーニョが起きるかどうか」ではなく、「起きる前提で備えるべき」段階に来ているということです。
なぜ「冷夏」ではなく「猛暑+豪雨」なのか

「エルニーニョ=冷夏」というイメージを持っている方も多いと思います。
ですが、2026年の夏に関しては、その定説が当てはまらないと見られているんです。
理由は大きく3つあります。
・エルニーニョが発生したばかりで、大気に影響が出るまでに遅れがあること
・地球温暖化で地球全体の気温が底上げされていること
・日本付近の海面水温そのものが高いこと
これらが重なり、気象庁の夏の見通しでも、全国的に気温が高くなる確率は60〜70%と高めに出ています。
さらに見落とせないのが「雨」と「台風」です。
すでに梅雨入りした九州を含め、今年の梅雨は太平洋高気圧が例年より早く張り出す予想で、梅雨明けが早まる可能性がある一方、降水量が多くなる確率も高め。
短い期間に一気に降る、メリハリのある天気になりやすく、豪雨や線状降水帯への警戒が必要なんです。
台風も、発生数が例年より多く、日本付近の海面水温が高いため、強い勢力を保ったまま接近・上陸するおそれがあります。
「暑さ対策」と「水害・停電対策」を同時に進める必要がある、それが2026年の夏の備えのポイントです。
特に注意してほしい人と、見落としがちな失敗例

今回のリスクは、特に次のような方に関わってきます。
・九州・西日本など、すでに梅雨入りした地域にお住まいの方
・大雨/浸水のリスクがある地域、川や山の近くにお住まいの方
・車で通勤/移動する方(冠水やアンダーパスの危険)
・高齢者や乳幼児がいるご家庭(熱中症や停電に弱い)
・農業/建設/屋外作業に関わる方
・ペットを飼っているご家庭
そして、現場を見てきた立場として、特にお伝えしたい"ありがちな失敗"があります。
失敗例①|「今年は暑いだけ」と油断して後回しにする
エルニーニョという言葉だけを見て、大雨・台風・停電への備えを後回しにしてしまうケースです。
実際には暑さと水害が同時に来る年だと意識しておきましょう。
気象予報を週1で確認する習慣をつけるだけでも、判断力が大きく変わってきますよ。
失敗例②|備えが古いままになっている
ハザードマップを確認していない、避難所までのルートを知らない、防災バッグの中身や非常食が古い、モバイルバッテリーやライトが充電切れなど、いざという時に使えない状態は意外と多いんです。
失敗例③|近づいてから買いに走る
豪雨や台風が近づいてから水・非常食・土のう・停電対策用品を買おうとして、品切れや混雑で間に合わない。
これは毎年のように起きています。九州ではすでに梅雨に入ったので、ホームセンターやドラッグストアが混み始める前に動き出すことが大事です。
猛暑・豪雨・台風に今すぐやるべき5つの備え

難しく考える必要はありません。
まずは次の5つから始めてみてくださいね。
1. 気象庁とハザードマップで"自分の地域"を確認する
気象庁の「エルニーニョ監視速報」や長期予報に加え、お住まいの自治体のハザードマップで、浸水想定区域・土砂災害警戒区域を確認しましょう。
「自分の家がどのリスクにあるか」を知ることが、すべての出発点です。
・九州・西日本にお住まいの方:すでに梅雨入りしています。今週中にハザードマップと避難ルートの再確認を。
・関東以北にお住まいの方:梅雨入りまで残り数日〜2週間程度です。今のうちに確認を済ませておきましょう。
2. 避難先と避難ルートを家族で共有する
避難所の場所だけでなく、そこまでの経路、そして家族が離れていた時の連絡方法も決めておきます。
車を使う方は、冠水しやすい道路やアンダーパスを避けるルートも事前に確認しておきましょう。
3. 防災バッグと備蓄を"点検"する
新しく買い揃える前に、まずは今あるものの点検から。
飲料水、非常食、携帯トイレ、ライト、モバイルバッテリーの充電状態をチェックしましょう。
・電気対策:モバイルバッテリー・ポータブル電源の充電と動作確認
・水・トイレ対策:飲料水の備蓄と、水を使わない非常用トイレの用意
・暑さ対策:停電時でも体を冷やせるグッズ(保冷剤・うちわ・冷却シートなど)
4. 停電・熱中症のW対策をしておく
夏の停電はエアコンが止まり、そのまま熱中症リスクに直結してしまいます。
停電時でも体を冷やせる方法を用意し、特に高齢者や小さなお子さんがいるご家庭では、「いつ避難するか」の判断基準を先に決めておくと安心です。
5. 余裕のある"今"のうちに買い足す
豪雨や台風が近づいてからでは、土のう・飲料水・モバイルバッテリー・ポータブル電源などが品薄になりがちです。
落ち着いて選べる今のうちに、足りないものを補充しておきましょう。
ポイントは「警報が出てから準備する」のではなく、気象庁や自治体の情報を確認しながら、平時のうちに備えておくことです。
まとめ|「警報が出てから」では遅い

2026年の夏は、エルニーニョの影響で「猛暑」「豪雨」「強い台風」が重なる可能性があります。
九州はすでに梅雨入り。四国・本州も、もうすぐ梅雨入り。
早めに備えておけば、いざという時に慌てず行動でき、無駄な買い物も減らせます。
家族で避難先や連絡方法を共有しておけば、混乱もぐっと小さくできますよ。
私が現場で何度も見てきたのは、「あと少し早く動いていれば」という後悔でした。
だからこそ、九州の方は今週中に、ほかの地域の方は梅雨入り前のこの数日のうちに、一度だけでも備えを見直してほしいと思います。
自然災害そのものは止められません。しかし、被害を小さくする準備は今日から始められます。
ご自身と大切なご家族を守るために、できることから一つずつ進めていきましょう。
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