子どもが勉強に興味を持たない理由とその対処法
塾の冬期講習行った方がいいですか
「大手塾の冬期講習のチラシが入っていたけれど、結構な金額で驚いた…」
「行かせないと不安だけど、本当に効果があるのかしら?」
「家で勉強させたいけど、どうせダラダラして終わる気がする…」
日田市でも冬の足音が聞こえ始めると、多くの保護者様がこの「冬期講習どうする問題」に頭を悩ませます。受験生である中3生はもちろん、中1・中2のお子様をお持ちのご家庭でも、冬休みをどう過ごさせるかは大きな課題ですよね。
しかし、長年この地で生徒たちを見てきたプロとして、本音を言わせていただきます。「とりあえず不安だから」という理由で、高額な冬期講習に申し込むのは、お金と時間をドブに捨てるのと同じくらい危険な賭けです。
この記事では、20年以上の指導実績を持つ塾長が、業界のポジショントーク(営業トーク)を抜きにして、「冬期講習が本当に必要な子・不要な子」の線引きを断言します。さらに、お金をかけずに成績を上げる「最強の家庭学習計画」や、日田市の冬特有の注意点まで解説します。
最後まで読めば、この冬、お子様に本当に必要な環境が「塾」なのか「自宅」なのか、自信を持って決断できるようになるはずです。
まずは結論!冬期講習に「行くべき子」と「行かなくていい子」の
「みんな行ってるから」と焦る必要はありません。まずは、お子様の現状を冷静に分析してみましょう。プロが見る判断基準は以下の通りです。
冬期講習に行かなくていい子(家庭学習でOK)
以下の条件に当てはまるなら、わざわざ高い講習費を払う必要はありません。自分のペースで復習する方が効率的です。
- 学校の冬休みの宿題を、休み開始1週間以内に終わらせる計画性がある。
宿題を早く終わらせて、残りの期間を「自分の苦手克服」に使えるタイプです。
- 苦手な単元が明確で、自分で教科書に戻って調べることができる。
「数学の比例が分からないから、1学期の教科書を見直そう」と自己分析・解決ができる子です。
- 家で1日2時間以上、スマホを触らずに机に向かう習慣がある。
学習環境を自分で整えられる子にとって、通塾時間はロスタイムになりかねません。
冬期講習に行くべき子(プロの手が必要)
逆に、以下に当てはまる場合は、家庭学習だけで乗り切るのは危険です。プロの「管理」と「指導」が必要です。
- 家では誘惑(スマホ・ゲーム・こたつ)に勝てず、学習時間が「0分」の日がある。
「明日やる」が口癖で、結局始業式前日に答えを写して終わるパターンです。
- どこが分からないのかすら分かっていない(基礎の欠落)。
質問しようにも「何を質問すればいいか分からない」状態。プロが躓きポイントを見つけてあげる必要があります。
- 親子で勉強の話をすると、必ず喧嘩になる。
親子で勉強の話をすると、必ず喧嘩になる。
親が管理しようとすると関係が悪化する場合、第三者(塾)に丸投げした方が家庭円満です。
大手塾の冬期講習のリアル…高い費用を払って「お客様」になって
多くの大手塾が実施する冬期講習は、「5教科セット」「総復習パック」といったパッケージ商品が主流です。費用も数万円〜十数万円と決して安くはありません。しかし、そこにはいくつかの「落とし穴」が存在します。
「集団講習」の落とし穴
カリキュラムが決まっている集団講習では、お子様が既に理解できている単元も、逆に全く理解できていない単元も、同じスピードで進んでいきます。
「分かっている授業を退屈に聞く時間」と「早すぎて理解できない時間」が発生し、本当に必要な「苦手のピンポイント補強」ができないまま終わってしまうリスクがあります。
これでは、高い授業料を払って、ただ席に座っているだけの「お客様」状態です。
日田市の冬は寒い!無理な通塾で体調を崩すリスク
これは地域特有の問題ですが、日田市の冬は底冷えします。特に夜間の通塾は、体調管理の面でもリスクがあります。大手塾の講習は夜遅くまで続くことが多く、生活リズムが崩れがちです。無理に通わせて風邪を引き、始業式や(中3なら)入試直前に体調を崩してしまっては本末転倒です。
「健康第一」で過ごすことも、立派な受験戦略の一つであることを忘れないでください。
お金をかけずに成績アップ!家庭でできる「最強の冬休み学習計画
「塾に行かないなら、家でしっかりやりなさい!」と言っても、具体的なやり方が分からなければ子供は動きません。
ここでは、新しい問題集を買わずに、今あるものだけで最大の効果を出す学習計画の立て方をご紹介します。
ステップ1:学校の宿題(ワーク)は「3回」繰り返す
冬休みの宿題として出される学校のワーク。これを「提出するため」に1回やって終わりにしてはいませんか?それが一番もったいない勉強法です。
- 1回目(実力診断):何も見ずに解く。間違えた問題には赤でチェックを入れる。
- 2回目(理解):解説や教科書を読み込み、赤チェックの問題だけを解き直す。
- 3回目(定着):2回目でも間違えた問題を、翌日にもう一度解く。
「新しい問題集」は必要ありません。学校のワークをボロボロにな
るまでやり込むことが、成績アップの最短ルートです。
ステップ2:学習時間は「朝」に固定する
冬休みは、大晦日やお正月、親戚の集まりなど、夜に予定が入りやすい時期です。「夜やろう」と思っても、誘惑が多くて実行できません。
おすすめは「朝ごはんを食べた後の1〜2時間」を勉強タイムに固定することです。朝なら急な予定も入りにくく、頭もクリアな状態です。「朝の勉強が終わらなければ、ゲームは禁止」というシンプルなルールを設定するだけで、1日のリズムが整います。
ステップ3:親は「監視」ではなく「環境作り」に徹する
「勉強しなさい!」とガミガミ言うのは逆効果です。親の仕事は、子供が勉強しやすい環境を作ることです。
- 勉強時間はリビングのテレビを消す。
- スマホは勉強前に預かる(リビングの充電器に差す)。
- こたつではなく、ちゃんと机に向かわせる(こたつは眠くなります)。
親御さん自身も、その時間はスマホをいじらず、読書をするなどして「一緒に集中する雰囲気」を作れるとベストです。
それでも家では勉強できない…そんな時は杉山学習塾の「オーダー
「理想は分かったけど、うちの子にはハードルが高い…」「私が言っても反発するだけだし、仕事で朝の管理もできない」
そんなご家庭のためにあるのが、杉山学習塾です。私たちは、大手のような「決まったパッケージ」を押し付けることはしません。
必要な教科、必要な単元だけをピンポイントで受講可能
「数学の図形だけが苦手」「英語の文法だけやり直したい」そんなご要望に合わせ、必要な分だけ受講できるオーダーメイドの冬期講習をご提案します。
全教科セットではないので、費用も最小限に抑えられますし、子供にとっても「これだけでいいんだ」というゴールが見えやすく、やる気が続きます。
「管理」だけをプロに任せるという選択肢
家ではどうしても集中できないなら、杉山学習塾を「第二の勉強部屋」として使ってください。「塾に来て、学校の宿題をやる」だけでも立派な講習です。
分からないところがあればすぐに質問できますし、何より「周りも勉強している」という環境が、子供の背中を押してくれます。
不登校や勉強嫌いの子でも通いやすい「居場所」としての塾
「大手塾のピリピリした雰囲気が苦手」というお子様も多いでしょう。
杉山学習塾は、地域密着の個人塾ならではの「温かい雰囲気」を大切にしています。勉強を詰め込むのではなく、まずは「今日塾に来れたこと」を認め、対話を通じて自信を育みます。
不登校気味のお子様や、勉強に強い拒否反応があるお子様でも、安心して通っていただける環境です。
日田市の中学生・冬休みの学習に関するよくある質問(FAQ)
最後に、冬休みの過ごし方について、保護者様からよくいただく質問にお答えします。
Q.受験生(中3)ですが、冬期講習に行かずに合格できますか?
A.基礎が固まっていて、過去問演習ができるなら可能です。
中3の冬は「新しいことを覚える」より「実戦形式(過去問)に慣れる」時期です。
自分で時間を計って過去問を解き、間違えた箇所を分析できるなら、塾なしでも戦えます。しかし、一人で不安な場合や、記述問題の添削をしてほしい場合は、塾を利用した方が確実です。
Q.宿題代行サービスなどは使ってもいいですか?
A.絶対にNGです。百害あって一利なしです。
宿題は「提出すること」が目的ではなく、「学力を定着させること」が目的です。代行を使ってその場をしのいでも、休み明けの実力テストで必ずボロが出ます。また、「ズルをして評価を得る」という間違った成功体験は、お子様の人間形成において最悪の影響を与えます。
Q.冬休み明けの実力テスト対策はどうすればいい?
A.「範囲表」を熟読し、弱点を一つだけ克服してください。
実力テストは範囲が広いですが、必ず「出題範囲表」が配られます。全てを完璧にするのは無理でも、「数学の一次関数だけは完璧にする」と一つテーマを決めて勉強してください。一つの単元でも解けるようになれば、それが自信となり、次のテストへの意欲に繋がります。
まとめ:冬休みのゴールは「詰め込み」ではなく「自信の回復」
冬休みは期間が短く、イベントも多いので、あっという間に終わってしまいます。焦ってあれもこれもと詰め込もうとすると、結局どれも中途半端になり、「やっぱり自分はダメだ」と自信を失う原因になります。
大切なのは、「自分で決めた計画を実行できた」という小さな成功体験です。
「朝の30分だけは勉強した」「数学のワークを2周した」そんな小さな自信が、3学期以降の大きな飛躍に繋がります。
もし、家庭学習での計画立てや実行に不安があれば、いつでも杉山学習塾にご相談ください。
「必要な分だけ」賢く学ぶ、あなたのお子様だけの冬期講習を一緒に考えましょう。
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