勉強のやり方でカンニング作戦という方法を知っていますか
先日の保護者面談で、中学2年生の男子生徒のお母様からこんなお悩みを伺いました。
「数学や英語はそれなりに点数が取れるのに、国語だけがどうしても伸びません。家でも本を読ませているのですが、テストになると全然ダメで...。どこから手をつければいいのでしょうか?」
このようなご相談、実は非常に多いんです。今日は国語の点数アップに向けた具体的な学習戦略をお伝えします。
読書習慣があるのに成績が伸びない理由
読書は確かに国語力の土台作りには欠かせません。文章に慣れ親しむことで、自然と語彙も増えていきます。しかし、定期テストで結果を出すには、もう一歩踏み込んだ対策が必要です。
なぜなら、学校のテストは教科書に掲載された作品から出題されるからです。いくら小説を読んでも、テストに出る作品の内容を理解していなければ点数には繋がりません。
基礎固めは教科書の徹底理解から
「どこから勉強していいかわからない」という生徒には、まず教科書ガイドを手に取ることをアドバイスしています。
教科書ガイドの魅力は、作品の核心を3つの角度から整理していることです:
ストーリーの流れを把握できる
重要ポイントが明確になる
問題演習は「理解重視」で取り組む
「問題集を解いても答えがわからない」という生徒も少なくありません。そんな時は、解答を確認しながら進めることを恐れる必要はありません。
ただし、答えをそのまま覚えるのではなく、「なぜこの答えになるのか」を理解することが肝心です。
解答の根拠を確認しながら、「こういう視点で読めば正解できるんだ」と気づきを積み重ねることが大切です。
そして難解な表現の意味がわかる。
この3要素を理解することで、授業の予習も定期テスト前の復習も効率的に進められます。
国語にも明確な「正解の法則」がある
よく生徒から「この問題、フィーリングで答えました」という言葉を聞きます。しかし、これは大きな間違いです。
他の教科と同様、国語にも客観的な正解基準があります。採点者が迷わずに○×を付けられるということは、明確な判断材料が存在するということです。
その判断材料はどこにあるのでしょうか?答えは本文の中にあります。
読解力向上の鍵は「本文との対話」
読解問題を解く際の基本姿勢は、「本文が何を伝えているか」を客観的に読み取ることです。自分の価値観や先入観は一旦脇に置いて、作者の言葉に耳を傾ける姿勢が重要です。
「私ならこう思う」ではなく、「本文ではこう表現されている」という視点で答えを導き出せるようになれば、国語の成績は必ず向上します。
継続的な取り組みで着実に力をつけていきましょう。何かご不明な点がございましたら、いつでもご相談ください。



