子どもが勉強に興味を持たない理由とその対処法
「うちの子は、算数の文章問題が苦手なんです。」
というお母さんからの相談をよく受けます。小学生の算数だけでなく、中学生になっても同じように数学の文章問題が苦手な生徒は多いです。
算数(数学でも同様)の文章問題を攻略するポイントは、文章(つまり日本語の説明)を数式に直すことです。
「 そんなことはわかっているよ。それがむずいんだよ。それができれば苦労をしないよ。あんた、何をわかりきっていることを言っているんだ。」という声が聞こえてきました。
はい、僕もあなたの気持ちに異議無しです。文章を数式に直すことができれば、文章問題を解くという課題は、ほぼ解決なんですが、ここのハードルをどうやって超えたらいいのか。僕らの立場からすると、どうやって超えさせることができるのか。指導する側にとっても、とても難問です。
さて、ここでマーティン・ルーサー・キング牧師のように、「私には秘策がある」と演説します。
秘策とは
あなたの子どもの学年より低い学年の算数文章題問題集を買って、がつがつと練習することです。例えば、小学5年生なら小学2年生の文章題から始めます。
小学2年生といっても、ばかにはできませんよ。こんな問題はどうですか。
ぼくは、どんぐりを23こひろいました。にいさんは、41こひろったうちから、ともだちに14こあげました。いま、僕とにいさんのどんぐりをあわせると、全部でいくつあるでしょうか。
小学2年の問題だから、5年生にとっては簡単ですよね。簡単だからすぐに解けます。文章を式に直すことができます。どんどん解きましょう。日本語を式に直しましょう。
2年生の問題ができるようになったら、3年生の問題集に取り組みましょう。こうやって簡単なものからスタートしてやっていくと、自然と文章を式に直す感覚がわかってきます。
文章題ができるようになりたい子は、早速実践してみましょう。