はじめまして。首藤造園の代表・首藤政文と申します。
当社は、創業46年を迎えた大分県豊後大野市にある造園業者です。個人の庭づくりから公共施設の維持管理、さらには土木工事まで手がけています。
2023年に創業者である父・首藤義夫から会社を引き継ぎ、私は27歳で代表になりました。
「造園会社の代表」と聞くと、少し意外に感じられるかもしれません。「そんな若い人が代表なの?」と驚かれる方もいるでしょう。
ですので、みなさんに少しでも安心していただけたらと思い、コラムを始めることにしました。
あわせて、お庭のお手入れのポイントや樹木の選び方についても発信していく予定です。
・これから庭づくりを始めたい方
・お庭の日々のお手入れ方法に悩んでいる方
・お庭の管理を自分でするか、業者に頼むか迷っている方
・造園業で働くことに興味がある方
こんな方たちに読んでいただけたらうれしいです。
まずは、首藤造園や私自身の話を通して、「造園業」という世界を知ってもらえたら。
そして、お庭や植物を少し身近に感じていただけたら。
そんなふうに思っています。
専門特化しない強さ。首藤造園ができること
まず、私たち首藤造園ができることについてご紹介させてください。
当社の強みは、仕事の幅の広さにあります。
・個人宅の庭づくり・庭木の管理
個人のお客様向けには、庭木の剪定や芝生管理、病害虫対策、伐採といった日常の維持管理から、植栽やお庭のリフォームまで幅広く対応しています。
大切にしているのは、お客様の思いを汲み取ること。
例えば、衰弱している木は切るべきだ、と伝えるのは簡単です。ですが、もしその木がお子さんの生まれた記念に植えられた樹木であれば、割り切れない気持ちもあるでしょう。
「延命処置をして、あと数年楽しみましょう」
「同じ種類の木に植え替え、今の雰囲気を残しましょう」
そんなふうに、時には“正しさ”ではなく、“より良い”選択肢を考えながら、お客様とお庭の在り方を日々模索しています。
・公共施設の造園や、植栽の維持管理
大分県内の公園やグラウンド、街路樹などを対象に、剪定や芝生管理、除草、病害虫対策、施肥、樹木の健康診断などを行っています。同じ造園や維持管理でも、公共施設の場合、注意すべきポイントが個人宅と変わってきます。
公共施設で優先すべきは「安全性」です。皆さんが安心して利用できる環境を維持するため、倒木の危険性や樹木の状態を定期的に確認し、伐採・植え替えなどの判断を迅速に下します。
公共施設は、長期にわたり定期的に管理するのが一般的です。ですから、私たちも樹木の成長を見守りながら「育てる」感覚で携わっています。散布する薬剤も、毎年少しずつ変えて効果を測定し、コンディションや気候にあったメンテナンスを追求しています。
・公共の土木事業
実は首藤造園は、土木事業も得意です。大分県内の公共工事として、災害で破損した堤防などの復旧工事、また、建物や公園を作る基礎となる造成工事などを手掛けてきました。
安全であることはもちろん、土木工事には明確な「正解」があります。ですから、求められる状態を、可能な限り早く叶える確実性を重視しています。地域の安全を守り、貴重な税源を使っているという重責を忘れず、真摯に向き合っています。
一見するとまったく違う仕事ですが、私はこの3つの事業が互いに良い影響を与えていると感じています。
複数の現場を経験するからこそ、美しさと実用性を備えた「想像以上を叶える施工力」が培われていくのです。
平均年齢36歳。若手採用に積極的な理由。
一概に造園業と言っても、依頼先や時期、希望、予算によって、やることは毎回異なります。要望をお聞きして、必要なスキルをスイッチングする「柔軟性」がなくては務まりません。
そして、この柔軟性と「若さ」は、とても相性がいいと思うのです。
首藤造園の従業員の平均年齢は36歳。
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト(job tag)のデータによれば、「造園工」の平均年齢は49.1歳だそうなので、当社は10歳以上も若い計算になります。
若いうちは特定の分野に染まっていないぶん、造園も土木も素直に吸収できます。
その結果、幅広い知識と技術が身につき、どんな現場にも柔軟に対応できる職人へと成長していきます。手札の数が均一に増え、1年2年積み上げるうちに、分厚い土台となるのです。
もちろん、そこから「土木に専門特化したい」という人は、それでもOK。
当社は造園チームと土木チームに分かれているので、(といっても、連携して同じ現場に入ることも多いですが)従業員が自分でキャリアを選べる体制を整えています。
地域に必要とされる造園会社を目指して
現在30歳になった私も、まだまだ勉強の連続です。
父や先輩方から受け継いできた技術を大切にしながら、新しい視点も取り入れて、地域の皆様に必要とされる会社を目指しています。
このコラムも、その一歩です。
庭づくりのこと、木のこと、季節ごとの管理のこと。そして造園という仕事の面白さ。
少しでも皆さんの暮らしに役立つ情報を発信していきます。
お庭のことを「どこに相談したらいいんだろう」と迷ったとき、真っ先に思い出していただける存在になれたらうれしいです。
これからどうぞよろしくお願いいたします。


