第1回 ファースの家~プロローグ
ファースの家2回目は、私のコラムにおける「健康住宅」を定義しておきたいと思います。それは、「健康寿命を延ばす家Ⓡ」です。
※「健康寿命を延ばす家」は、ファース本部の登録商標です。
1回目のプロローグでは、シックハウスのことや自然素材に事を紹介しました。単純に「住宅建材」を変えても健康住宅とはなりません。環境を変える必要があります。
先日、大分県は「健康寿命日本一になった」という報道がありました。素晴らしいことです。
健康寿命とは…
平成12年(2000年)に世界保健機関(WHO)が初めて「健康寿命」を提唱し、その定義は「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない。」(日本語訳)とわかりつらい説明になります。
要するに、介護等必要なく自立して日常生活をすごせる期間の平均を言います。
ご存じの通り、平均寿命は、生まれて死ぬまでの期間の平均です。平均寿命から健康寿命を引いた期間は、健康ではないことを意味します。日本では約10年とのことです。この期間をなるべく短くすることが、「家族や社会に負担をかけない」こととなります。
健康といえば、スポーツなどして体を鍛えたり、食事を見直したりと方法はいくらでもあります。私は、家づくりの専門家なので、健康寿命を延ばすことのできる家について解説したいと思います。
健康寿命を延ばす家づくりのポイントは、「温かい家」なんです。