自動車保険の見直し方法
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
事務所にご夫婦で相談に来られるケースが多いのですが、
ご夫婦で「お金に対する価値観」が違うケースが実は多いんです・・・。
そこで今回からそのテーマに絞ってコラムを書いていきたいと思います。
第4回：「お金を使うとき、心はどう感じてる？」
お金の使い方には、数字では表せない「感情」がついて回ります。
たとえば、「ちょっと高かったけど、買ってよかった！」という満足感や、
「また無駄遣いしちゃった…」という後悔の気持ち。
それは、あなた自身の価値観だけでなく、過去の経験や育ってきた環境が影響していることも少なくありません。
さらに、夫婦や家族間でお金に関する感情がすれ違うと、
「なんでこんなことで怒るの？」「そんなに落ち込むこと？」と
お互いにモヤモヤがたまってしまうことも…。
今回は、そんな「お金」と「感情」の関係をやさしくひもときながら、
心地よいお金の使い方について一緒に考えてみましょう。
お金にまつわる気持ち、こんな経験ありませんか？
•「自分のために服を買っただけなのに、ちょっと罪悪感…」
•「相手が高いものを買うと、つい『本当に必要？』って言いたくなる」
•「予算オーバーの外食なのに、なぜか夫（妻）は平気そう…」
このような場面、思い当たる節はありませんか？
実はこれ、「何にいくら使ったか」という事実よりも、
**そこにある“気持ちのギャップ”**
がストレスになっていることが多いんです。
感情は「お金の履歴書」のようなもの
お金の使い方には、子どもの頃からの価値観が大きく影響します。
たとえば…
•小さい頃、親がお金のことでケンカばかりしていた →「お金は争いのもと」と感じやすい
•お小遣いをきっちり管理して褒められていた → 節約に安心感を持つ
•欲しいものはすぐ買ってもらえた →「使いたいときに使うのが自然」と思う
こんなふうに、感情は“これまでの経験”の積み重ねとして、
私たちのお金の選択に影響を与えているんですね。
つまり、配偶者と意見が食い違ったとき、
「それは間違っている！」と否定するのではなく、
「どうしてそう感じるのかな？」と、背景にある気持ちを探ってみることが大切なんです。
「わかってほしい」がぶつかるときは…
特に女性は、買い物に「自分へのご褒美」や「家族のために」という気持ちが強く表れることがあります。
でも、相手にその想いが伝わらず、「また買ったの？」なんて言われてしまうと、がっかりしてしまいますよね。
反対に、男性は「目的に対して効率的か」を重視する傾向があるので、
自分には理解しにくい支出があると、つい否定的になってしまうこともあります。
だからこそ、**「何にいくら使うか」だけでなく、「それをどう感じているか」**まで、
お互いに言葉にしてみることが、とても大切なんです。
質問してみよう
最近、何かを買ったときに、「嬉しい」「不安」「モヤモヤ」など、どんな気持ちが湧きましたか？
その気持ちは、どこから来ていると思いますか？
また、配偶者はどんなときにお金を使い、どんな気持ちでいるように見えますか？
感情のパターンを知ることで、自分と相手の価値観に少しずつ気づけるようになります。
アクション提案
今回は、**「自分が何にお金を使ったときに、どんな気持ちになるか」**をメモしてみましょう。
そして、できたらパートナーにも「どんな気持ちでそれを買ったの？」と聞いてみてください。
たとえば、「このジャケットは高かったけど、これを着て出かけるのが楽しみだったの」とか、
「工具を買ったのは、DIYで家の棚を直したかったから」など、感情や目的を共有することで、
理解や尊重の気持ちが生まれやすくなりますよ。
次回のコラムでは、**「お金の話、どう切り出せばいい？」**というテーマで、
気まずくなりがちな“お金の会話”を自然に始めるコツをお届けします。
どうぞお楽しみに！
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