保険不要論について
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
事務所にご夫婦で相談に来られるケースが多いのですが、
ご夫婦で「お金に対する価値観」が違うケースが実は多いんです・・・。
そこで今回からそのテーマに絞ってコラムを書いていきたいと思います。
第3回: 「物と経験、どちらに価値を見出すか？」
お金を使うとき、「物」と「経験」、あなたはどちらに価値を感じますか？
たとえば、物を買うことに満足を感じるタイプの人もいれば、
旅行や趣味、家族との思い出を作ることに価値を見出すタイプの人もいます。
この「物」と「経験」の違いは、夫婦やパートナーシップにおいて、
よく見られるお金に関する意識の違いの一つです。
この意識の違いを理解し、お互いにどう折り合いをつけていくかが、
より良い生活を送るための鍵になります。
今回は、このテーマをもとに、物と経験の違い、そしてそれが家庭生活にどう影響するのかを考えていきます。
物に価値を感じるタイプ
物にお金を使うことに価値を感じる人は、
例えば、質の良い家具やブランド物、長持ちする家電など、
物として手に入れることで自分の生活が豊かになると考えます。
物を所有することで安心感を得たり、
長期間使えるものに投資することで将来的にお得だと感じたりすることが多いです。
物の価値は、「所有」することにあります。
そのため、物を購入する際は、長期間使えるかどうか、壊れにくいかどうか、
または自分の生活にどれだけ役立つかを重視する傾向があります。
経験に価値を感じるタイプ
一方で、経験に価値を感じるタイプの人は、
旅行や外食、趣味にお金を使うことで、自分の人生がより豊かだと感じます。
物を買うことよりも、「思い出」を作ることや、「経験」にお金を使うことで自分を満たすことが多いです。
例えば、家族や友人と過ごす時間や、新しい場所を訪れることにお金を使うことで、
心の豊かさを感じることができます。
物を所有することが目的ではなく、経験そのものに価値を見出すことが特徴です。
お金の使い方をどうバランス取るか
さて、この「物」と「経験」の違いが、家庭にどう影響するのでしょうか？
たとえば、
物を重視するタイプのあなたは、家の中に素敵な家具を揃えたり、
質の良い家電を購入したりすることに喜びを感じます。
一方、経験を重視するタイプの配偶者は、
旅行や新しい趣味にお金を使いたいと考えるかもしれません。
これがうまく調整されないと、どちらかが我慢することになったり、不満がたまったりすることがあります。
そのため、お互いの価値観を理解し合うことが重要です。
「物」を買うことが安心感をもたらす人もいれば、
「経験」にお金を使うことで心が豊かになる人もいます。
どちらも大切な考え方ですので、家庭内でバランスを取ることが大事なのです。
質問してみよう
あなたは「物」と「経験」、どちらに価値を感じますか？
振り返ってみてください。
あなたが最も満足を感じるのは、物を手に入れたときでしょうか、
それとも素敵な経験をしたときでしょうか？
また、配偶者はどちらを重視していると思いますか？
アクション提案
次回の支出を計画するときに、物と経験のバランスを考えてみましょう。
例えば、物を買うために貯めていたお金を、
今度は家族で旅行に使うことにしてみたり、
逆に、次回の旅行に使う予算を少し減らして、
その分家の中に必要な家具を買い足してみるのも一つの方法です。
また、お互いの価値観を尊重し、共通の目標を設定することも有効です。
例えば、「今年は家族旅行を3回行こう」と決め、旅行費用を少しずつ貯めることで、
両者の価値観を反映させた生活ができます。
次回のコラムでは、「お金の使い方と感情の関係」について掘り下げていきます。お楽しみに！
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