あなたの貯蓄はどのくらい? 年代別貯蓄額公開!!
こんにちは。
大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
会社員の皆さん毎月もらう給与明細きちんと確認していますか?
手取り額だけ見て満足していたら損をしているかもしれません。
今回は給与明細の基本的な見方とチェックポイントについてご紹介します。
そもそも給与明細の書式は会社によって異なりますが、大きく4つの項目に分けられます。
①勤怠
勤怠とは勤務状況のことです。
出勤日数や勤務時間、残業時間の他有給休暇の利用日数、といった勤務や休暇の実績が記載されています。
給与明細を受け取ったら勤怠の各項目の日数や時間に間違いがないか確認することが大切です。
②支給
支給とは会社が支払う総支給額のことです。
基本級を始め残業手当てや役職手当て交通費などを含む会社からの総支給額が記載されています。
一般的に支給の欄の金額のことを額面と言い、社会保険料や税金などを天引きする前の金額のことです。
ではここでクイズです。
基本給とは何を指すでしょうか?
Ⓐ残業時間に対する報酬
Ⓑ労働に対する基本的な報酬
ⓒボーナスの一部
正解はⒷの労働に対する基本的な報酬です。
基本級は通勤手当てや残業手当てその他特別報酬などを含まない会社から支払われる給与のベースとなる金額です。
③控除
控除とは給与から天引きされる金額のことです。
社会保険料や税金といった給与から天引きされる金額が記載されています。
一般的に会社勤めの場合、会社が個人に変わって税金を納める源泉徴収を行うため、給与から所得税や住民税の他、厚生年金保険料や健康保険料といった社会保険料を天引きしています。
ではここでクイズです。
住民税の天引きは通常いつから開始されるでしょうか?
Ⓐ1月から
Ⓑ4月から
ⓒ6月から
正解はⓒの6月からです。
住民税は前年1月1日から12月31日までの所得に対して課せられるため、一般的に社会人2年目の6月から天引きされます。
④差引支給額
差引支給額とは実際に振り込まれる金額のことで、
一般的に手取り額と呼ばれるものです。
ではここでクイズです。
この差引支給額はどのように計算されるでしょうか?
Ⓐ基本級や各種手当を合計した金額
Ⓑ総支給額から各種控除を差し引いた後の金額
ⓒ年間の総収入
正解はⒷの総支給額から各種控除を差し引いた後の金額です。
では続いて、給与明細をもらったら確認すべきポイントを見ていきましょう
給与明細を受け取ったら、
基本級、時間外手当て役職手当てなどの金額が正しく反映されているかチェックしましょう。
また勤怠や総支給額に間違いがないか確認し、
振り込まれた給料と給与明細の金額が一致しているかを確認することも大切です。
給与明細の金額と振り込み金額が違う場合は速やかに会社の担当部署に問い合わせましょう。
続いて月ごとのチェック項目を確認します。
4月のチェックポイント
基本級・・・昇給や昇格で変更になる場合があります。健康保険介護保険こちらも4月が金額の変わるタイミングになっています。
6月のチェックポイント
住民税・・・
先ほどもご紹介しましたが住民税は前年の1月から12月の給料を元に算出されます。
そのため年収の増減によって金額が変わったり、ふるさと納税をした場合も金額が変わるのでチェックしましょう。
9月のチェックポイント
社会保険料・・・
こちらはその年の4月から6月の給料で算出されます。
12月のチェックポイント
所得税・・・
こちらは年末調整後税金を払いすぎている場合は還付されるので前月より金額が減っています。
会社によっては年末調整還付額と表記される場合もあります。
給与明細は最低でも5年は保管しましょう
なぜなら失業給付を確認するためや未払いの給与を請求できるからです。
給与の推移の確認もできますし、住宅ローンの申請や確定申告の際に給与明細が必要になる場合もあるので、いざという時のためにも保管しておくと安心です。
いかがでしたか?
今回は給与明細の基本的な見方をご紹介しました。
大切なお給料だからこそ損をしないように今一度ご自身の給与明細を確認してみてください。
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