NISAはS&P500だけでいいって本当?
皆さん。こんにちは。大分で活動しているファイナンシャルプランナーの三重野徹です。
先週から大分地方は大雨で大きな災害が発生しました。被害にあわれた多くの皆様に心よりお見舞い申し上げます。
台風や地震、水害など自然災害が増えてきた昨今、これにより住まいに大きな被害をもたらす可能性があります。
万が一の経済的な不安に備えて住宅火災保険に加入されている方は多いと思いますが、災害に対して必要な部分はカバーできているでしょうか?
住宅火災保険とは住宅や家財に対する保険で、主に火災保険と地震保険のことを指します。
火災保険とは火災だけでなく、落雷や破裂、爆発、風災や雹災、雪災、水災、盗難などにより保険の目的である建物や家財に損害が生じた場合などに保険金が払われます。
地震保険は地震や噴火またはこれらによる津波を原因として保険の目的である建物や家財に損害が生じた場合などに保険金が払われます。
地震保険単体では契約ができず、火災保険と一緒に契約する必要があります。
では、災害リスクに備えて知っておきたい注意点5つを確認してみましょう。
1つ目
火災保険は大きく二つに分けられます。
様々なリスクを総合的に補償する住宅総合保険とベーシックな補償タイプの住宅火災保険です。
それぞれ補償の範囲が異なりますのでご自身に必要な補償範囲で検討しましょう。
2つ目
火災保険、地震保険ともに建物と家財を分けて契約することになっています。
建物は契約をして家財は契約していない場合、当たり前ですが建物しか補償されないので注意しましょう。
3つ目
先ほど火災保険、地震保険の補償内容の部分でも触れましたが、地震や噴火またはこれらによる津波を原因とする損害については地震保険の対象となるため火災保険では補償されません。
例えば地震を原因とする火災事故が起きた場合、火災保険は補償の対象外となります。
この場合は地震保険が対象となりますので注意してください。
4つ目
火災保険と地震保険では支払われる保険金についても違いがあります。
火災保険は、契約時に決めた保険金額を限度として損害額が保険金として支払われます。一方、地震保険は、損害額の度合いによって支払われる保険金額が異なってきます。その場合実際にかかった修繕費用より保険金額が下回る可能性も考えられるためその部分を貯蓄などでカバーできるように準備しておく必要がありそうです。
5つ目
損害が発生してから保険金を請求するまでに3年以上経過してしまうと保険金をもらうことができなくなります。
事故が起きたら保険会社に速やかに連絡しましょう。
災害の種類、被害の状況によって補償される保険の種類が異なることをお分かりいただけたと思います。
火災や地震だけでなく風災、水害、落雷などあらゆる場面を想定し過不足のない補償内容を準備していきましょう。
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