NISA ideco の必要性
皆さん。こんにちは。最近年金についてのお問い合わせが増えてきました。
以前メディアでかなり取り上げられた「年金2000万円問題」について改めて考えてみたいと思います。
金融審議会 市場ワーキンググループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」というレポートが元となりました。(令和元年6月3日)
「老後2000万円不足」という文言は図表を含めたった2回しか出ていません。この文言にインパクトがありテレビや新聞で報道されたのではないでしょうか?
レポートを読んでいくと本当に良いことがたくさん書かれていますので本当にもったいないと思いましたので今回から少しでも皆さんにお伝え出来たらと思い書かせていただきます。
まずは、現状整理しましょう。
皆さんご存じの通り日本は「高齢化社会」へ突入しています。
男性、女性の平均余命はご存じですか?
令和2年簡易生命表によると、男性の平均寿命は 81.64年
女性の平均寿命は 87.74年となり
前年と比較して男は 0.22 年、女は 0.30 年上回っている。とのことです。(厚生労働省 令和2年度簡易生命表より)
皆さんの周りでも元気なご高齢者の方多いと感じませんか?
「人生100年時代」
と最近よく言われていますが、これからますます現実的になってきそうですね。
レポートの中では、「「健康寿命」という言葉が出てきます。
皆さん聞かれたことありますか?
分かりやすく言うと、「日常的に介護などが必要なく自分で身の回りのことができる」ということです。
上の表を見てみると、健康寿命と平均余命の差がポイントになってきます。
男性だと2016年で、その差が8.84年 女性だと12.35年となっています。
この健康寿命と平均余命の差が非常に問題ですよね。
周りの手助けをもらいながら男性だと約8年、女性だと12年生活をしなければならない
ということになります。
それを考えると当然「お金」が必要になってきそうですね。
あと、レポートでは認知症の人の増加についても指摘されています。
65歳以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計についてみると、平成24(2012)年は認知症高齢者数が462万人と、65歳以上の高齢者の約7人に1人(有病率15.0%)であったが、37(2025)年には約5人に1人になるとの推計もあるそうです。(内閣府 平成29年版高齢社会白書)
次回は、これを踏まえて国は私たちに何を伝えたかったかを解説していきます。
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