感染は予防できるからやろう!
マットレスを清潔に保つには熱殺菌がおすすめです。
オゾンによるスチーム洗浄を行ったあと、専用のマットレス洗浄機にかけ内部の汚れを落とします。
その後、乾燥消毒庫で滅菌処理まで行います。なお、各工程において薬剤は使用しません。
シーツやカバーは洗うのに、マットレスは?
洋服はこまめに洗濯する人でも、寝具となると週に一度でもお手入れしていればいい方ではないでしょうか。お手入れの内容も枕カバーやシーツの交換が中心だと思います。
お天気がよければ、休みの日に布団を干すこともあるでしょう。しかし、きちんとお手入れしているつもりでも、それはあくまで表面的な部分だけ。
お風呂にも入っているし、寝るだけだから寝具はそれほど汚れないように思えます。しかし、私たちは一晩眠るだけで人はコップ1杯分の汗をかきます。加えて、頭皮からはフケが皮膚からはアカがはがれ落ちています。
病院や施設では、シーツを定期的に交換していますが、何割かはシーツをすり抜けてマットレスに蓄積していきます。
フケやアカがたまったマットレスは、ダニにとってエサに不自由しない快適なすみかです。
布団と違って簡単には天日干しできないマットレスは湿気もこもりやすく、ダニだけではなくカビにとっても、住みやすい環境になっているのです。
また、マットレスは簡単に丸洗いできません。掃除機などをかけてお手入れするとしても、中心部のダニや汚れ、こびりついた臭いは取り除くことはできません。
1日のうち6時間から8時間程度を過ごすのがベッドです。
昼間活動している時と違って、寝具に直接体がふれたままの状態が長時間、1年365日続いていくのです。
1日中ベッドの上で過ごす入院患者ならどうでしょう。ベッドが吸収する汗や汚れは、家庭のものよりも多くなることは想像に難くありません。
さらに、病院内では多くの病原菌が散見されます。血液や体液、排泄物などで汚染されることもたびたびあります。
シーツなどのいわゆるリネン類は定期的に処理されていますが、マットレスとなると基本的に洗浄されることはまれですし、正しく洗浄されていないことがほとんどです。
紙おむつなどをご利用される方はさらに防水シートをシーツの上にかけます。
もし体液などで汚れた場合には、洗浄剤で清拭し状況に応じて消毒液を用います。
しかし、こうした対処では汚れなどは蓄積されていきます。健康な人なら問題はないかもしれませんが、乳幼児や高齢者、免疫力の落ちた病人では汚れたマットレスでアレルギーや感染症のリスクが高まります。
マットレスの消毒処理を行うには、専門家による熱消毒がおすすめです。
マットレスを清潔にするための熱殺菌の流れ
(1)高圧洗浄機で表面をスチーム洗浄
使用するのはオゾン水。危険性のある薬液ではなく、高温高圧のスチームを吹きかけることで、マットレスの汚れを浮き上がらせます。化学反応によって汚れを落としやすくし、染みついたがんこな汚れを分解し、表面の汚れを落としていきます。また、尿汚染などのアンモニア臭を元から消します。界面活性剤などの洗剤を用いませんので、肌が直接ふれるマットレスだからこそ、安全性を第一に考えています。
(2)マットレス洗浄機で内部を洗浄
次は専用のマットレス洗浄機で洗浄します。スチームで浮き上がらせた汚れを、この段階で洗い流します。同時に、ふだんはケアすることができないマットレス深部にたまった汚れもしっかりと洗い、すすぎまでを行います。
長年の汚れやダニ、ホコリは一度のすすぎではきれいになりません。すっかり水がきれいになるまで行います。
この段階で、汚れだけではなく汗や尿のアンモニア臭やカビのにおいもとれています。
(4)乾燥消毒庫で滅菌処理
医療機器として認定されている、専用のマットレス乾燥消毒庫で減菌処理します。ここでも加熱、蒸気をあてることでマットレスの奥の奥まで念入りに殺菌処理がなされます。
乾燥の際にも薬剤は使用しません。体への副作用の心配がありません。
(5)異物が混入していないかチェック
マットレスのケアで難しいのが乾燥です。厚みがあり素材も乾きにくいものが多くなっています。それだけに内部に湿気が残りやすく、カビが発生する可能性があるなどせっかくのクリーニングも台無しです。
当社では、処理前と処理後の重さを比べています。処理後に軽くなっていれば、余計な水分や汚れが落ちているということです。あわせて、髪の毛や針などの異物が混入していないかも、人の手でていねいに確認しています。
(6)梱包
検査に合格したら、ほこりや湿気がつかないように専用の袋に入れ梱包します。お客さまのもとへお戻しするまで清潔な場所で保管しています。
マットレスの洗浄は数日かかるので、その間は弊社の清潔なマットレスを貸し出します。
医療機関や福祉施設では、マットレス洗浄を定期的に行うことが安心と信頼につながります。患者さまの健康はもちろんのこと、ご家族にも安心感を与えることで他の病院や施設との差別化が図れます。
まずはぜひ、お試ししてみませんか?