安心で快適な住まいづくりのプロ
熊田崇司
Mybestpro Interview
安心で快適な住まいづくりのプロ
熊田崇司
#chapter1
大切な我が家も長年住めば、どうしてもキッチンやトイレなどのリフォームが必要になってきます。住環境技建の熊田さんは、そんな住まいのリフォームをはじめ、住宅環境をよりよくするために、日々奔走している職人。爽やかで誠実そうな見た目を裏切らない仕事ぶりで、お客様と向き合っています。
熊田さんの信念は、見積もりも現場も、最初から最後まで自分がすべて行い、そのすべてにおいて「正直」であること。現場の従業員も最低限の2人で、基本は自分も現場で作業を行います。「一般的な見積もり書にある諸経費や現場管理費は発生しません。諸経費は高速代や見積もりの際のガソリン代ですが、現場まではほぼ下道で行きますし、現場では作業と並行して管理するので、管理費も必要ないんです」。
見積書も明朗会計で、「工事内容を見える化」を大切にします。一部屋の見積もりが一枚に及ぶほど、細かく明細を書き、どんな材料を使用するか、型番までしっかり明記します。「住まいそのものはもちろん、お客様のライフスタイルによってもリフォームの加減は異なるので、一つとして同じ見積書はありません」。
また金額についても「正直」で、「材料を安く仕入れたら安い金額を明記するので、逆に値引きができるところもありません」とキッパリ。
「とにかく15年、20年は長持ちして、最終的に長いスパンでメンテ代がかからず、結果的にお客様の負担が少なくなるようにすること。その場しのぎでリフォームをして、すぐに手を加えないといけなくなっては意味がありません。もしご予算的に厳しい場合は、優先順位の高い一部屋ずつ、リフォームをするなどの方法を提案しています」と、誠実にお客様と向き合う思いを語ってくれます。
#chapter2
4人兄弟の末っ子として育った熊田さん。小さい頃に大家族で住んでいたアパートが手狭になって、一軒家を建てることになり、よくその現場を見に行っていた時から、いつか設計士になりたいと思うようになりました。高校では建築科を選択、短大に進み住環境を学んで、外断熱を研究。それから、設計士から、少し方向転換はしたものの「住まいに関する仕事に就こう」と、外断熱を専門とする工務店に就職。後に住宅部門から、工場の現場監督を任されると、「住宅現場で、職人として働きたい」と、メーカーのシステムバスやキッチンを組み立てる会社へと転職しました。
「とにかく末端で働いて現場を知りたかったですね。1年で、すべての作業を覚えて、一人で現場をまわるようになりました」。元々丁寧な仕事にこだわっていた熊田さんは、工務店から指名されるように。
それから3年が経ち、「住宅全体に関わる仕事に戻りたい」と思ったことに加え、自身が結婚を経て父親になった時期が重なり、独立してリフォーム会社を立ち上げることを決意しました。
「リフォームは基本に加え、アドリブ施工が必要です。現場に行って解体をしてみると、下地作業や加工が増えたり、納まりが変わったりとその場で判断することも必要。細かい仕事が好きだったので、その力が存分に活かせると思いました」と目を輝かせます。
一度リフォームで伺った方には、「家のことで、困ったことができたら、何でも連絡くださいと言います」と熊田さん。「トイレの水が詰まった」、「キッチンの水が流れない」といった相談には、「電話をもらったら症状を聞いて、その場ですぐにメーカーへ部品を依頼して、遅くなってもその日のうちにご自宅へ伺うこともあります」。
ちょっとしたことでも、丁寧かつ臨機応変に対応してくれる人柄も、頼りにされる理由の一つです。
#chapter3
そんな熊田さんが今後、新たに取り組んでいくのが、「断熱材」ではなく「遮熱材」を使った新築工事です。「断熱材は、熱を伝えにくくしますが、蓄熱材にもなりうるため、暑い日は熱を持ってしまい、家にいても熱中症になりうるのです」。
そこで必要になってくるのが、熱線(輻射熱)を遮断する遮熱材。在来工法に外張り工法やLow-Eというペアガラスで機密性を出し、家の周りをすっぽりと遮熱材で覆うことで、快適な住環境が整うといいます。その機密性を持続する為には、耐震対策も必要です。「地震対策には、熊本地震の時に1棟も倒れなかった、制振装置を採用します。」と熊田さん。また、断熱材と遮熱材に関しても検査機を使用して、どの程度熱線が防げるのかを確認するなど、「材料は常に新しいものを研究」して確信をもって使用するのも、熊田さんの信念です。
4人兄弟で、小さい頃は兄がよく面倒を見てくれたとおっしゃる熊田さんは、いまや3人の男の子の父親でもあります。職人として、社長として、そして父親として、家族が安心して過ごせる家造りに一切の妥協はありません。依頼主の家を、我が家に置き換えて、今日も最善を尽くして向き合います。
(取材年月:2019年1月)
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安心で快適な住まいづくりのプロ
熊田崇司プロ
大工
株式会社 住環境技建
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