交通事故後の腰痛の原因No.2
コラムをご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野貴彦(こうのたかひこ)です。
今回は「食べ物が原因で起こった腰痛の悲劇」という内容です。
今回の内容はまずよくある事ではありませんが、実際にあったので皆さんも気を付けて下さいという内容になります。
これは僕が整骨院での研修時代に実際にあった話で、魚を食べて腰痛になり最終的には命を落としてしまったということがありました。
この流れだけ聞いてもわけがわからないと思うので順番に説明します。
魚を食べてから腰痛に?!
この患者さんは70代の男性で、以前から慢性腰痛で定期的に僕が以前務めていた整骨院に通院されていました。
ある日、趣味で行っている釣りでタイを釣って塩焼きにして食べた後から段々と腰が痛くなって、翌日来院されたころには酷いぎっくり腰のような歩くのも大変な痛みが出ていました。
結論から言うと、この70代男性患者さんの腰痛の原因は「タイの骨」でした。
次はなぜタイの骨が原因で腰痛になったのかを説明します。
タイの骨が原因でひどい腰痛が発生した理由
この患者さんの施術に入り検査をしていると、普段施術している慢性腰痛や急性のぎっくり腰と違い検査時に体の反応が違ったので、
「これは何かおかしいな...」
と思い「すぐに病院に行いって詳しく検査をして貰って下さい!」と伝えました。
しかし、その後患者さんの奥さんから連絡を受けて「主人がなくなりました...」という報告を受けました。
容体を聞くとタイの骨が腸に突き刺さり、そこから出血が起きて最終的には出血が原因でお亡くなりになったという事でした。
まとめ
今回の症例はほとんどない事かもしれません。しかし、気を付けないと誰にでも起こりうる事です。
特に今回のような症例の特徴としては、
・痛みがだんだん強くなる
・どんな体制でも痛みがある
ということです。
今回の患者さんもいつものようにぎっくり腰かと思っていましたが、だんだんと痛みが強くなっていき、どんな体制でも痛みが変化しませんでした。
ぎっくり腰などの急性腰痛などは放置していても根本的には改善しませんが、放置していても徐々に痛みが軽減してくる傾向があります。
しかし、今回のような特殊な原因があるものは痛みが徐々に軽減するどころかだんだん酷くなったり、どんな体制でも痛みが変化しない傾向があります。
症状は腰痛であっても今回のように対応の早さが生死にかかわることもあります。
もし皆さんも痛みがだんだん強くなって「いつもの痛みと違うなぁ...」という事があった際は、いち早く病院で検査をして下さい。