交通事故後の腰痛の原因No.3
コラムをご覧頂きありがとうございます。大分駅前整体院の河野貴彦(こうのたかひこ)です。
今回は骨盤の歪みについてのコラムです。
たとえ腰痛などの悩みがない方でも骨盤の歪みを気にされている方は多いと思います。
一般的に骨盤の歪みというと「仙腸関節」の問題をさすことがほとんどです。
では、なぜ仙腸関節に問題が起きるのかを説明していきます。
骨盤を歪める原因
骨盤を歪める原因となる筋肉といっても、骨から始まる筋肉は上は肩から下は下腿部まで幅広く様々な筋肉が骨盤を中心にくっ付いています。
幅広く多くの筋肉がついているということは、それだけ色々な要因を受けるということでもあります。
そんな多くの筋肉がある中、今回のポイントは「大腿筋膜張筋」という筋肉です。
この大腿筋膜張筋は骨盤の前面から始まって股関節の出っ張りの所まで伸びている非常に重要な筋肉です。
この大腿筋膜張筋が硬くなり縮むことで、骨盤を前外下方に引き下げられます。
これにより後方の仙腸関節で離開が起きて骨盤が緩くなり不安定な状態になります。
仙腸関節が緩くなるとどうなるのか?
仙腸関節が離開することで、骨盤を作る仙骨から出る神経は坐骨神経を形成しているので、支配を受ける筋肉の減弱がみられます。
また、それ以外にも仙腸関節が緩んだ側では足の上げにくさなどもみられます。
なので大腿筋膜張筋の緊張により骨盤が歪むことで、体のバランスが悪くなり腰痛などの慢性症状が起こるは勿論、足の上がりにくさから絨毯などの少しの段差でも躓いて転倒しやすくなります。
簡単に骨盤の緩みを見つける方法!
骨盤の離開があるかどうかを自分で見極めるポイントは「片足立ち」です。
仙腸関節が緩んでいる場合は支えることができなくなる為、片足立ちが維持できなくなります。
また、足が上がりにくくなるので、普段よく転んだり躓いたりする方はそれだけでも可能性があります。
骨盤の緩みの改善法
方法としては大腿筋膜張筋をマッサージで緩めることでも対応可能です。また大腿筋膜張筋から続く腸脛靭帯なども一緒に悪くなっていることがほとんどですので、一緒にマッサージをすると効果的です。
ですが、この大腿筋膜張筋の部分は硬くなっている状態で触るとかなり痛いです。
なので初めは寝た状態などよりも座った状態などでマッサージをあまり痛くなく緩めることができると思います
しかし、中にはマッサージでは取りきれないものもありますので、その場合は専門家にみてもらうことをお勧めします。
まとめ
普段デスクワークで座りっぱなしの方などは股関節の部分が縮んだ状態が長く続くので大腿筋膜張筋が硬くなりやすいです。
また、立ち仕事の方でも姿勢が悪ければ股関節は屈曲位にとりますのでこの筋肉は緊張してきます。
骨盤は体の土台でもある大切な場所なので、様々な症状に飛び火する前に骨盤の歪みでお悩みの場合は専門家にしっかりとみてもらうことが重要です。
考えている時間があれが早めに行動しましょう!