スマホ認知症にならないために、いま気をつけたいこと

松井達治

松井達治

テーマ:生き生きした人生を歩む情報

「スマホを使いすぎて、最近なんだか物忘れが増えた気がする・・・」

そんな声を40代・50代の方からよく耳にするようになりました。またさらに若い方でもいるそうです。
現代は、スマートフォンが手放せない時代です。
私自身も講演や仕事でスマホをフル活用しています。

しかし便利な一方で、「スマホ認知症」と呼ばれる新しい問題が、じわじわと広がっているのです。

脳が疲れている? 情報量が江戸時代の一年分

あるデータでは、私たちが今1日に受け取る情報量は、江戸時代の人の一年分に相当すると言われています。
その情報を、たとえば少し前の20世紀末から21世紀初頭に使用していた記憶媒体「3.5インチフロッピーディスク」はご存知ですか?
これはどれくらいの容量を入れることが入ったか?
なんと・・・・たった1.44メガです。少ないですよね?今のスマホなら1枚で終わりです。
実際に今はメガ・ギガ・テラですよね。
桁違いに浴びる情報が増えています。
私たちの脳、とくに「前頭葉」は情報の整理・判断・記憶に関わっていますが、
この情報過多によって「脳疲労」が起きやすくなります。
AIの台頭も影響しています。
調べものや要約をAIに頼ることで、検索力・処理力・構成力といった脳力が徐々に低下しているのです。

具体的な症状には以下のようなものがあります

*人と話すのが億劫になる(コミュニケーション力の低下)
*昨日聞いたことを忘れる(記憶力の低下)
*目の前の作業に集中できない(注意・集中力の低下)

さらには、うつ症状とも深く関係しているとも言われています。
寝る前にスマホを使っている方も要注意です。

スマホの光は脳を覚醒させ、睡眠の質を下げることが分かっています。

結果、寝ても疲れが取れず、脳がどんどん消耗していく悪循環に・・・

スマホ認知症の主な症状とは?

スマホ認知症とは、医学的な正式名称ではありませんが、
スマホの使いすぎによって
脳の働きが鈍くなり、認知機能が一時的に低下してしまう状態です。


スマホ認知症を防ぐために、できること

ではどうすれば、このスマホ認知症を防げるのでしょうか?

私が実践している方法は、次の3つです。

1.スマホの使用時間を見直す
1日中スマホを手放せないのは、現代病とも言えます。

まずは「スマホを見ない時間」をつくりましょう。

通知を切る。タイマーで制限する。ちょっとした工夫が大切です。

2. 情報を「自分の言葉で」伝える
入ってきた情報をただ受け取るだけでなく、整理して人に話すこと
で脳が活性化します。
私の講座でも、記憶の定着には
「アウトプット」が重要だとお伝えしています。

3. 有酸素運動を日常に取り入れる
最後に、やはり脳に一番良いのは運動です。

ウォーキングや軽いランニングを週に150分程度。

脳への血流がよくなり、思考力・記憶力が驚くほど改善されます。
私も毎週4・5日は走っていますが、「思考がクリアになる感覚」を実感しています。


スマホは私たちの生活に欠かせない便利な道具です。

しかし、使い方を誤れば、大切な脳の働きにブレーキをかけてしまうこともあります。
脳を守ることは未来を守ること。
スマホを味方につけながら、
「本来の自分の力」を取り戻していきましょう。

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