最近、周りで「走っている人」が気になる方へ 「マラソンなんて」と思っている人へ
運動、していますか?
スポーツ庁の令和4年度の調査によると、「1日30分以上の汗をかく運動を週に2回以上、1年以上継続している人」の割合は——
* 40代で 21.2%
* 50代で 23.5%
つまり、5人に1人しか運動習慣がないというのが現実です。
正直なところ、私自身も、もしフルマラソンに挑戦していなければ、週に2回も走っていなかったと思います。
ちなみに60代になると、この割合は少し増えます。きっと時間的なゆとりができるからでしょうね。
でも、私はこう思います。
「健康づくりは“今”が最高のタイミングです!」
自分の未来のために。
そして、子どもたちの未来のために。
40代・50代という今だからこそ、体を動かすことが未来を大きく変えます。
動けるうちに、脳も体も鍛えておきませんか?
有酸素運動が必要な理由【9つの視点】
私たち40代50代が、今こそ運動を始めるべき理由を、わかりやすく整理してみました。
1. 検査値に異常が出始めるのは40代から
健康診断の結果に「要注意」がつき始めるのはこの頃。
体重の増加、血圧や血糖値の上昇など、生活習慣病の兆しが見えてくるのが40代の壁です。
食事改善ももちろん大切ですが、運動とのセットでこそ真の健康が手に入ります。
2. 私たちは「人口が多い世代」
50代前半の方は、第2次ベビーブーム世代にあたります。
同世代が多い分、将来的には介護や医療などのリソースが足りなくなる可能性も高い。
つまり、自分の健康は、自分で守るしかないんです。
3. 就職氷河期世代が背負う「年金の現実」
私たちの多くはバブル崩壊後に社会に出ました。
正規雇用が減り、収入が伸びず、将来受け取れる年金額も少ない可能性が高い。
「健康で医療費を抑える」ことが、最大の年金対策になりうるのです。
4. 貯金も少ない、税負担も多い
団塊の世代と比べて、私たちは収入も貯蓄も少ない傾向にあります。
住宅価格や社会保障制度の違いも影響しています。
だからこそ「健康に投資する」ことで、未来の支出を減らす意識が必要です。
5. 医療費がかさむ未来がやってくる
平均寿命が延びたことで、後期高齢者位から一人あたりの医療費が急増します。
元気な状態で長生きする=「健康寿命」を延ばすことが何よりも重要です。
6. 保険料負担が増える未来も
高齢化に伴って、医療費の財源が厳しくなっています。
保険でカバーされていた医療が自己負担になる可能性もあります。
そうならないためにも、いまから「予防」がキーワードになります。
7. 老化は止められない。でも遅らせることはできる
身体だけでなく、脳の老化も進行します。
ウォーキングや軽いランニングには、認知機能を高める効果もあります。
私たちにはまだまだ可能性がある。その鍵が「動くこと」なんです。
8. 私たちの選択が、子どもたちの未来を左右する
健康を維持できなければ、そのツケは次の世代に回ります。
経済的にも精神的にも、子どもたちに負担をかけないために——
自立した老後を目指すことが、私たちにできる親としての責任かもしれません。
9. だからこそ、「脳も身体も健康に保つ」ことが大切
有酸素運動は、体だけでなく脳にも心にも効果的です。
適度な運動はストレスを減らし、前向きな気持ちを育ててくれます。
実践するために:まず何をすればいいのか?
目安:週150分、有酸素運動を
例えばウォーキングを1日30分、週5日。
最大心拍数の60%程度(220-年齢 × 0.6)を目安に、やや息が弾む程度の運動が理想です。
ポイントは「続けられる仕組み」
*1人よりも2人で!仲間とやると続きます
*いきなりゼーゼーする運動は逆効果
*頑張る」より「楽しむ」気持ちで
*そして、運動したことを誰かに話すこと。これが脳にも良い刺激になります
私の実践
私は現在、週に4〜5日走っています。
脳の使い方も熟知しているので、「どうすれば脳が喜ぶか?」もわかっています。
運動も脳も、正しく習慣化することがすべてなんです。
来年はもっと速く走れるように、今もトレーニング中です。
この歳になっても「成長」できるんです。
だから、あなたもできます。
まず一歩、踏み出してみませんか?
運動は「気合」より「習慣」です。
未来を変えるには、まず今日の一歩から。
そして、あなたが動き出すことで——
きっと周りの人も動き始めます。
そしてできた自分を褒めて上げてください。
その一歩が、家族を守り、未来を明るくする力になると私は信じています。



