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加島広基プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

海外の展示会に出展するときの知的財産に関する注意点を解説します

加島広基

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新たな市場を求めて海外の展示会に出展しよう

近年は国内市場が縮小しつつあり、海外での販売を展開するものづくり企業が増えています。
自社商品の海外での販売を行うにあたり、とっかかりとなるのが展示会への出展です。
最近はこのような海外の展示会への出展を行うものづくり企業が増えています。
展示会での反応を見て、反響が大きい場合はその国への自社商品の輸出を検討することになります。
このような海外の展示会への出展はジェトロが手厚くサポートしています。
ジェトロの海外進出支援を受けることにより、海外進出を初めて行う場合でもスムーズに物事を進めることができます。

海外の展示会に出展するときに気をつけることは

海外の展示会に出展するときに気をつけなければならない点がいくつかあります。
一番大きな問題は、各国の展示会で出品した自社商品やサンプルについて、現地企業等による知的財産権の横取りです。
例えば、展示会で出品した商品のネーミングをそのまま現地企業等がその国の特許庁に商標登録出願してしまうことがあります。
このように現地企業等によって自社商品のネーミングについて商標権を取られると、将来その国でビジネスを行う際に現地企業が取得した商標権が邪魔となってしまい、自社商品の名前を変えなければならない事態に陥る可能性があります。

模倣品の発生にもご注意を

もう一つの知的財産リスクとして、模倣品の発生が考えられます。
各国の展示会で商品の展示を行った場合に、その商品が注目を浴びた場合は、展示会が終わった後に現地企業が模倣品をその国で販売することになります。
しかし、展示会で展示した商品が注目を浴びれば浴びるほど、模倣品も多く発生すると考えられるため、いざその国でビジネスを行おうとしたときには既に粗悪な模倣品が市場で溢れている可能性もあります。
このため、このような模倣品の発生を防ぐために、前もってその国で特許権や意匠権、商標権といった知的財産権を取っておくことが好ましいといえるでしょう。

2020年12月26日の大分朝日放送マイベストプロファイルに出演しました。
是非動画もご覧ください。

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専門家

加島広基(弁理士)

INCULABO(インキュラボ)

知的財産権(特許、意匠、商標)の申請(出願)だけでなく、知的財産を活用したビジネスの組み立てまで幅広くサポート。「知財は予防医療」とも言われています。ぜひ、ピンチが訪れる前にご相談ください。

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