珈琲ブレイク:AI関連の書籍
Webでの検索では、絞り込み検索を行うのが一般的ですよね。
岐阜大学のデジタルマッチングの仕組みは、絞り込み検索以外に「拡大検索」を採用しています。
下記URLの右上のピンクのボタン「AIちゃっとぼっと検索」が拡大検索です。
https://dmatch.orchid.gifu-u.ac.jp/digitalMatching/
この仕組みは、大学と民間企業との共同研究を推進するために作成しました。
企業が大学の先生を検索する際に、研究業績や論文を検索対象にしますが、検索キーワードが専門的になり、絞り込み検索のキーワード入力がむつかしくなります。また、「機械の自動化」などのキーワードで検索すると工学部の先生が出てきます。
拡大検索の長所は、検索キーワードの意味を解釈して、関連するフレーズで大学の先生を検索します。このため、上記の例では、工学部や教育学部など「機械の自動化」に関連するような先生が多く検索されます。
あとは、検索者が先生の業績などをみて、選定することができます。
「AIちゃっとぼっと検索」では、日常の言葉の「玉子焼き」や「たこ焼き」「レクサス」などの検索キーワードを入れると大学の先生が検索されます。
また、「玉子焼き」の前に「質問」を付加して、「質問 玉子焼き」と入力するとWebの玉子焼きの作り方が表示されます。
これは、小中学生でも簡単に質問できるようにしています。
この仕組みのコンセプトは、「あなたのお傍に岐阜大学」です。企業で困ったことがあれば、いつでも聞ける仕組みにしています。
拡大検索の検索ロジックは、特許申請しています。
「特願2022-73964:検索システム及び検索方法」
企業のWebサイトでも、お客様の声を使って、拡大検索する場面があるのではないかと考えています。